こんにちは!私は約15年間中学校の教員として勤めている数学の先生です!
この記事を見ているということは、あなたはiPadを買おうと思っているけど、どのiPadが良いのか迷っている先生ですよね?
今回は、そんな先生たちには結局のところ、どのiPadが「教員」という仕事に最適なのかを分かりやすく解説していきたいと思います!なぜiPadなのか?どんな使い方があるのか?についても解説していきますので、ぜひ最後まで見て、iPad選びの参考にしてみてください!
iPadを仕事でもプライベートでも使い始めて13年以上になる私が解説します!
目次
先生の仕事にiPadは不可欠
私は教員になった2年目に初代iPad miniを購入したあと、世代は色々ですが、無印iPad、iPad Air、iPad Proと、すべての機種のiPadを使ってきました。使い方は、授業、板書計画、会議資料のデータ化、卒業動画作成など様々な場面でiPadを活用してきました。出張の時などの書類はすべてデータ化し、iPadとApple Pencilだけ持っていくようにしています。
iPadの良さは、長く使っていても壊れにくいこと、すぐに取り出して使えること、Apple製品同士であれば、AirDropという機能を使ってデータの送受信が瞬時に行えること。特にGIGAスクール構想でiPadが導入された学校であれば、学校用のiPadとも瞬時にデータのやりとりができます。また、教員という仕事に合ったアプリをインストールすれば、本当に便利なアイテムとなります。
おすすめのアプリについては、このページの最後で紹介しているよ!
iPad比較表
先生にとってどのiPadが最適かを解説する前に、それぞれのiPadについて、先生の仕事をする上で必要な性能の違いを理解しましょう。
まずiPadには大きく分けて無印iPad,iPad mini, iPad Air, iPad Proの種類があり、それぞれ値段、容量、処理スピードなどが違います。下の表にそれらをまとめました。
※2024年5月「無印iPad第10世代」は68,800円→58,800円に改定されました。
無印iPad 第9,10世代
無印iPadとは、iPadの基本モデルのことを指します。現在、第10世代まで登場している無印iPadはこの第10世代でホームボタンが廃止され、ディスプレーを囲む額縁が細くなりました。無印iPadの一番の良い所は、それ以外のiPadと比べて1番安価であることでしょう。初めてiPadを買ってみるという、初心者の方には一番おすすめの機種です。
しかし注意しなくてはいけない点もあります。無印iPadは第10世代までApplePencil第一世代を採用しているのですが、第一世代のApplePencilの充電は「Lightning」が採用されています。第9世代の無印iPadの充電方式も同じ「Lightning」なので、iPadに直接挿して充電ができます。
しかし、第10世代の充電方式は「USB Type-C」が採用されているので、ApplePencilを充電する時は、「Lightning⇔USB Type-C」を変換するアダプタを購入する必要があります。
iPad mini 第6世代
iPad miniはその名の通り、小型で非常に軽く、コンパクトで扱いやすいモデルになっています。性能は無印iPadとiPad Airの間くらいで、何よりも持ち運びやすい所がiPad miniの良い所でしょう。
確かに、持ち運びにはとても便利ですが、例えば授業中に手もとで書いてものをテレビに映したり、タブレットを二画面にして操作するには少し小さすぎて、教員には少し不向きかなと感じました。
iPad Air 第5世代
iPad Airは無印iPadとiPad Proの間にあたるiPadです。しかし性能で言えば、iPad Proに近い性能を持っていると言っていいでしょう。iPad Airになると、値段は10万円程するので(ガジェットなどを買うと10万円超える)、悪い言い方をすれば中途半端な立ち位置になってしまっているのが現状です。
ApplePencilは第二世代に対応しており、iPadの側面に貼り付けて充電をする吸着式充電が可能で、ApplePencilの保管や使い勝手が向上しています。また、紫や青といった、おしゃれな本体の色を選べるのもとても良いです。
iPad Pro 11,12.9インチ
iPadの中で最上位のモデルとなるのが、iPad Proになります。処理速度、画面のリフレッシュレート、データ容量と、すべてにおいて最上位の性能を持つこの機種は、動画編集をしたり、画像編集をしたり、イラストを描いたり、また、その膨大なデータを保存することに適しています。
性能が良いに越したことはないですが、当然値段も高くなっており、ガジェットなどを含めると、最低でも20万円近くの出費を覚悟した方が良いでしょう。教員が仕事で使うには少しオーバースペックかなと感じます。
一世代前のiPadも安く手に入るならおすすめだよ!
先生におすすめの機種ランキングTOP3
フワッとしたことは言わずに、今回は私が思う、先生が仕事をする上でおすすめの機種TOP3を決めました!
どの機種にも言えることなのですが、容量は64GBでは少ないと断言できます。データを残しておけば来年も再来年も使えるものはずっと残しておくことになるので、容量は最低でも128GBは必要で、256GBあればそんなに困ることはないと思います。
1位 iPad Air 第5世代 256GB
値段は少しかかりますが、1番はiPad Air第5世代の256GBをおすすめします。まずApplePencilの第二世代が使え、ApplePencilの保管や充電が便利な事です。
正直な話、性能は無印iPadでも十分なのですが、買ったあとにあれもやりたい、これもやりたいとなった時には、iPad Airくらいの性能が後々欲しくなる可能性があります。
もしも値段が気になるようであれば、型落ちのiPad Air第4世代であれば少し安く購入することができるので、こちらもおすすめしています。
2位 無印iPad第9世代 256GB
2番目は第9世代の無印iPad256GBです。この機種は入門用の機種になりますが、256GBでも本体価格で71,800円で購入できる値段の安さが一番の魅力です。
すでに書いた通り、教員の仕事をする上で、必要な性能は無印iPadでも十分に備えていますので、まずはこの機種を使ってみて、それから自分の仕事やライフスタイルに合う別の機種を考えても良いと思います。
3位 無印iPad第10世代256GB
3番目は第10世代の無印iPad256GBです。実は第9世代と第10世代との間には大きな差があります。まずは無印iPadでは初めてとなるホームボタンの廃止、これにより画面がスッキリしてスタイリッシュになりました。そしてカメラ性能も向上、ティスプレイサイズも10.2インチから10.9インチに少し広くなりました。
性能が向上しているのに第3位にした理由は、ApplePencil第一世代対応しているのに対して、本体の充電方式がUSB Type-Cとなっているため、ApplePencilの充電に変換アダプタを購入する必要があることです。
Apple 10.9インチiPad (Wi-Fi, 256GB)
Wi-Fiモデル?Cellularモデル?
同じ学校の先生に「Wi-FiモデルとCellularモデルは、どっちを買った方が良いですか?」と何度も聞かれたことがあります。どちらもメリットとデメリットがあるので、結論から言えば自分の使い方やライフスタイルに合わせた方を購入するのが良いと思います。ここでは簡単にその違いを解説したいと思います。
iPadには「Wi-Fiモデル」と「Cellularモデル」の2種類があります。基本スペックや本体サイズは同じですが、違うのはインターネットの接続方法と、GPS機能があるかどうかです。「Cellularモデル」は携帯電話回線を利用し、SIMカードを使うことによってインターネットに接続でき、「Wi-Fiモデル」はインターネットに接続するにはWi-Fi環境が必要で、GPS機能がありません。
当然「Cellularモデル」に方が便利なのですが、値段は「Wi-Fiモデル」より15,000~17,000円ほど高くなっています。職員室には基本的にはWi-Fi環境は無いと思いますが、必要な時だけスマホからテザリングで繋げるだけで良いなら、「Cellularモデル」は必要なかもしれません。
Cellularモデルは便利だけど、基本的に先生たちはWi-Fiモデルで良いよ思うよ!
ガジェットは何を買うべき?
次におすすめのガジェット(周辺機器)を紹介します。個人的に頻繁に使うガジェットは4つあります。
Apple Pencil
ApplePencilは必ず必要になります。絶対に外せないガジェットと言って良いでしょう。会議のメモや、板書、板書案作りに必須なので、自分のiPadにあったApplePencilを購入しましょう。第一世代のApplePencilでも十分に使えますし、出費が気になるようでしたら、今はAmazonで、ApplePencilに近い性能を持った「スタイラスペン」が2,000円くらいから多く売られていますので、そちらを検討してみてはいかがでしょうか。
安価な「スタイラスペン」の注意点は、純正のApplePencilよりも壊れやすいことです。私が約8年前に買ったApplePencil第一世代は、今でもバリバリ使えています。多少お金がかかっても、毎日使うなら純正のApplePencilをおすすめします。
ペンが収納できるiPadケース
iPadケースは必ず購入すると思いますが、iPadケース選びにも知っておかなければいけない注意点があります。これは吸着式充電のApplePencil第二世代を購入する予定の人向けです。
ApplePencil第二世代は磁石でiPadの横にくっつけて充電するのですが、磁石の力はそれほど強くないので、そのままの状態だと、少しの接触で落としてしまうということが起きます。このため、紛失も多く起こっているというのが現実です。そのため、iPadケースを購入する時には、ペンが収納できるものかどうかを必ずチェックしましょう。
ペーパーライクフィルム
iPadで一番多い故障個所は画面が破損することです。使っていればどうしても落としてしまうこともあるでしょう。そんな時に画面を護る防護フィルムが必要になるのですが、普通の防護フィルムではなく、ペーパーライクフィルムをおすすめします。
ペーパーライクフィルムは、表面が紙のような感触になり、とても書きやすくなります。普通の防護フィルムではどうしても滑ってしまって書きにくいので、ペーパーライクフィルムにしましょう。
購入する時はサイズに注意してね!
テレビに出力するアダプタ
授業などでiPadをテレビに映す機会は多いと思いますので、テレビに出力するアダプタは必ず必要になるでしょう。
iPadをテレビに映すためには、Lightningもしくは、USB Type-CをHDMIに変換するアダプタを使わなくてはいけません。購入するiPadがLightningなのか、USB Type-Cなのかを確認してから購入しましょう。
おすすめのアプリ
最後に先生の仕事を助けてくれる、絶対におすすめしたいアプリを紹介したいと思います。
Goodnotes6
僕がダントツで使っているのがGoodnotes6というノートアプリです。授業、板書計画、会議資料のデータ化、PDF編集、画像として出力など、できないことはないと言って良いほど万能なノートアプリです。iPadとGoodnotes6というアプリはセットであると言っても良いでしょう。
Canva
授業スライド、学級通信、掲示物、自己紹介カードなど、さまざまな物を作るときのデザイン作成アプリとして使えます。本来は有料のアプリですが、教員免許をアップロードすることで、先生は無料でProバージョンを使えます。
Kahoot!
授業やレクに使えるクイズ作成アプリです。このアプリを使ってクラスでクイズ大会をすれば、大盛り上がり間違いなしです。ウェブ版もあるので、子供が使う端末にアプリが入っていなくても参加できるところがとても良いです。
まとめ
いかがだったでしょうか?13年以上iPadを使っている私としては、iPad無しで仕事をするイメージが湧かないほど、iPadをヘビーユーズしています。また、教育機関向けのAppleのサービス(Apple Teacher)や、教員なら無料になるアプリなど、教員だからこそ享受できるサービスも多いため、iPadがもたらしてくれる恩恵は本当たくさんあると思います。
決して安い買い物ではないですが、それ以上の価値があると断言できるので、ぜひ購入を検討してみてはいかがですか?
投稿者プロフィール
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現役で数学を教えている中学校の先生です。中学の数学のプリントやICT関連の情報、ブログでは道徳や学級レクのネタも発信しています。
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