こんにちは!授業でタブレットを使うことが当たり前になってきて、もっと良い授業をするにはどんなアプリが使えるかなと、役に立ちそうなアプリを探すことが多くなりませんか?

 今回は、15年教員をやっている私が、授業や日々の学校の業務で役立つアプリと、具体的な使用場面を解説していきたいと思います!

数学の先生

僕が使っている1軍アプリを紹介します!

 Canva

 Canva(キャンバ)はオンラインで使えるグラフィックデザインアプリです。このアプリは初心者でもプロが作ったようなプレゼン資料を作ることができる、無料版でも十分に使える神アプリです。

 作れるものはプレゼン資料だけでなく、動画、イラスト、名刺、自己紹介カード、ポスター、ポストカード、はがき、サムネイル、カレンダー、ホームページ等、30種類以上のものをデザイン、作成することができます。

 Canvaは教育機関向けに「Canva for Education」というサービスを提供しています。幼小中高(初等または中等)教育者とその生徒、および対象となる学校と機関が利用することができます。教員免許と雇用の証明をアップロードすることで、本来有料のCanvaを完全無料で使用することができます。

 使う場面①

 授業や業務のプレゼン資料の作成です。授業で生徒に説明するためのスライドや、学校行事の説明スライド、同僚の先生に仕事内容を説明するためのスライドを作るときに使用しています。

 使う場面②

 自己紹介カードの作成です。4月最初の学級開きで、自己紹介カードって必ず書かせますよね。Canvaで「自己紹介カード」と検索すると、たくさんのおしゃれなテンプレートが出てくるので、これを学校や生徒の実態に合わせて編集します。

 使う場面③

 名札やロゴの作成です。名札やロゴに関しても検索するとたくさん出てきます。それを好きなように編集するだけです。学校のロゴや自分自身のロゴを一度作れば、ずっと使うことができるのでおすすめです。

 Numbers

 Numbers(ナンバーズ)はiOSに標準で搭載されている表計算アプリです。iPhoneやiPadで使えるExcelという認識で良いと思います。使える機能も基本的には同じなのですが、やはりExcelに慣れている方が多いと思うので、操作には少し苦戦するかもしれません。

 生徒1人1台のタブレット端末にiPadが採用されている自治体の先生方は、操作方法を覚えておいて損はないと断言できます。Numbersの一番の良い所は、「持ち運んで手軽に使えるExcel」という点です。ここでは私が使用している場面をいくつか紹介します。

 使う場面①

 生徒の健康観察。生徒の毎日の出席確認や健康観察をする場面では、Numbersでタップすれば欠席、家事都合、忌引きなどが選択できるように数式を組んでいます。このようにしておけば、朝のホームルームはiPad一台持っていけばOKになります。

 使う場面②

 提出物の管理。生徒の健康観察と同じですが、提出物の記録としても使うことができます。私は教えるクラスのをすべて名簿にして、授業内で提出物を評価や管理をしてしまいます。

 Goodnotes6

 言わずと知れた神ノートアプリ、Goodnotes6(グッドノート6)です。iPadユーザーならこのアプリを知らない人はいないレベルで有名ですね。私はこのアプリなしで仕事をするイメージがわかないというくらい使っているアプリです。

 授業の板書、板書案はもちろんのこと、職員会議などの資料をPDFで読みこんでペーパーレス化をしたり、必要なことをメモしたりしています。教育機関であれば、本来有料の機能をすべて無料で使うことができるので、iPadを導入している学校は必ずアプリをインストールしましょう。

 使う場面①

 板書と板書案です。授業中の板書は、黒板とGoodnotes6をテレビに映す二刀流で行っています。キレイに見せたい部分をGoodnotes6で作成し、テレビに映しておき、黒板で補足や問題演習などを行います。また、黒板と同じ比率のページを作り、板書案を作るときにも使用しています(画像右下)。

 使う場面②

プリントをPDFで配布。タッチペンが不可欠になりますが、作成したワークシートをPDFで配布し、Goodnotes6上で取り組ませています(画像右上)。ペーパーレスにもなりますし、図形などの直線を描くことが容易になります。また、会議資料もPDFで取り込み、上から書き込むことができます。

 使う場面③

 係決めなどのクラス活動で使用する。係決めや委員会決めなどの表をあらかじめ作っておきます。タッチペンとiPadを学級委員に渡して、テレビに映しながら決めごとをすることで、いちいち黒板に「〇〇係」などを書かなくて済むようになります。

 使う場面④

 図形やイラストを簡単に素早く描く。少し上級者向けになりますが、図形や直線を素早く描くことができるので、授業中に想定外の質問が来たとき、サッと説明できるような図形やイラストを描くことができます。(画像左下)

 Keynote

 Keynote(キーノート)はiOSに標準で搭載されているプレゼンテーションアプリです。プレゼンテーションアプリといえば、PowerPointですが、PowerPointとは違ったアニメーションで作成することができます。また、iPadで手軽に作ることができることもこのアプリの魅力です。

 使う場面①

 僕は基本的には何かをプレゼンする時は、PowerPointではなく、このKeynoteを使っています。パソコンで作るPowerPointをiPadで使うには、office365の契約をしなくてはいけないので、iPadで作成、編集、再生ができるKeynoteの方が取りまわしがきくからです。

 Kahoot!

 Kahoot!(カフート)は簡単手軽にクイズを作成、出題ができるクイズアプリです。子供たちが授業が大盛り上がりになるクイズ大会を開催できます。

 先生がクイズを作るとPINコードやQRコードが自動的に作成され、子供たちはそのQRコードなどを読み取ることでクイズ大会に参加できます。アプリをダウンロードしていなくても、ブラウザ上から参加できることもこのアプリの魅力の1つです。

 使う場面①

 僕は学級活動や授業の時にクイズ大会を開催します。レクのように雑学のようなクイズの時もあれば、授業の中でやった内容の復習として、Kahoot!を使うこともあります。

投稿者プロフィール

管理者
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現役で数学を教えている中学校の先生です。中学の数学のプリントやICT関連の情報、ブログでは道徳や学級レクのネタも発信しています。
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