授業でiPadを使う先生、増えましたよね。GIGAスクール構想によって、教員、生徒に1人1台ずつiPadが配布された自治体も多いでしょう。

 iPadはあるけど、どのように活用して良いか分からない、どんなアプリを使って良いか分からない人に、僕は断トツ1位でGoodnotes6(グッドノート6)というノートアプリを薦めています。

 今回は、教員歴15年の僕が、Goodnotes6というアプリをどのように活用しているのかを紹介したいと思います!業務の効率化にもつながりますので、是非参考にしてみてください!

この記事はこんなに人におすすめ!

  • Goodnotes6を効果的に使いたい人
  • Goodnotes6を学校のどんな場面で使えるか知りたい人
数学の先生

Goodnotes6を使いこなせれば、授業でも業務でも心強い味方になるよ!

 Goodnotes6とは?

 Goodnotes6(グッドノート6)とは、iPadやMacで使える、手書き対応のノートアプリです。その人気は絶大で、直感的な操作で簡単に使用でき、必要な機能はすべて備えていることが特徴です。2023年末に5→6にアップデートされ、様々なAI機能を携えて更にパワーアップしました。

 このアプリは普通、年間1350円、買い切り4080円のアプリで、無料版ではノートを3冊までしか使えないなどの制限があるのですが、教育機関向けには無料でフルバージョンを提供しています。

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Goodnotes6は全世界で最も使われているノートアプリだよ!

 係決めなどの学級活動

 クラスの係、委員会、運動会のリレーの走順、スローガン決めなど、クラスで決めごとをする場面はとても多いですよね。先生が中心になって決めるにしろ、学級委員の子供たちが中心に決めるにしろ、黒板に書いて決めるよりも効率的に書くことができます。

 私は上のような画像を事前に作りテレビに映します。iPadとタッチペンを学級委員の子供に渡し、決まったところから名前を書いていきます。黒板にすべての係や委員会を書くのは時間がかかるので、黒板はメモ程度に使っています。

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黒板に拡大した表を手軽貼ることができるイメージだね!

 掲示物や新聞作り

 掲示物のデザインや新聞作りの場面でもGoodnotes6を使うことができます。掲示物では、デザインのイメージを子供と共有したり、ノート上で作ったイラストや図などを印刷し、模造紙に貼ったりします。

 また、調べ学習などの新聞作りにも最適です。作成する新聞の完成形の例を作るときは、Goodnotes6で作り、例として見せます。子供は完成形のイメージを見ることができるので、その後の活動がスムーズになります。

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カラフルで可愛く作れるので、子供もモチベーションが上がる!

 板書案

 私は授業の板書案を考える時にもGoodnotes6を使用しています。黒板と同じ比率の用紙をノート内に作り、どこにどんな大きさで、何を書くかを書いておきます。

 また、教科書をGoodnotes6に読み込んでおけば、授業ではiPadを1台持っていけば他に何もいらない状態にすることもできます。

 上で板書案について書きましたが、私は基本的には黒板に板書することはあまりしません。私の教科は数学なので、大きなテレビやプロジェクターなどを使い、Goodnotes6の画面を映して、iPad上に書きこむことで板書をしています。

 黒板は、子供が計算の答えを書くような場面でしかあまり使っていません。

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60型以上のテレビがあれば、黒板は必要がないかも…

 教科書をスキャン

 教科書をテレビに映すことは、子供に今どこをやっているのか、どこに何を書き込むのかを理解させるうえで、とても重要なことです。最近はデジタル教科書を使う先生も多くなっていると思いますが、Goodnotes6のスキャン機能を使って、教科書を子供に見せることができます。

 私は教科書の1ページすべてを見せることはあまりないのですが、問題を提示したり、大切な部分を、右上の「+」をタップし、「スキャン書類」でスキャンしたものをノートに貼り付けたりして、その上から解説などを書いていくことが多いです。

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デジタル教科書の方がキレイだけど、契約や設定がめんどくさいんだよね…

 PDFでプリントを読み込む

 子供に使わせるにはタッチペンが必須になってしまいますが、プリント学習を完全にペーパーレスにすることができます。Wordなどで作成したプリントを、Air Drop(エアドロップ)を使用したり、共通にアクセスできるクラウド上に保存して置いたりして、そこからGoodnotes6に共有することで、iPad上でプリントに取り組むことができます。

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僕は練習問題のプリントはGoodnotes6上でやらせているよ!

 図形を描いたり動かしたり

 算数や数学などの教科に限定されてしまうかもしれませんが、Goodnotes6は図形を簡単に早く描くことができます。直線や三角形、四角形はもちろん、作りにくい二次関数の線や、慣れてくれば複雑な図形を作ることもできます。学校で使うものでは作れないものはないと言っても過言ではないくらい、作れるものの種類はとても多いです。

 また、三角形や四角形を動かすことも簡単なので、三角形の等積変型など、実際に図形を動かして見せた方が効果的な場面でも最適です。

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Goodnotes6で作ったものは、PDFとしても画像としても保存できるからとても便利!

 まとめ

 いかがだったでしょうか?今回紹介したのは、Goodnotes6というアプリの基本的な使い方です。ご自身の教科や業務によってさまざまな使い方ができるでしょう。

 生徒の持つ端末と先生の持つ端末がローカルネットに繋がっていれば更にできることが増えるでしょう。みなさんもぜひ、授業や業務をGoodnotes6で改善、効率化してみてください!

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管理者
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現役で数学を教えている中学校の先生です。中学の数学のプリントやICT関連の情報、ブログでは道徳や学級レクのネタも発信しています。
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