学校や会社で、生徒同士や同僚同士のコミュニケーションを円滑にしたいと思っていませんか?
チームビルディングで大切なのは、協力し、気軽に話すことができる雰囲気を作ることです。でも「どんなゲームをすればいいの?」と悩むことも多いですよね。
この記事では、学校の授業、先生の研修、職場のチームビルディング12種類を厳選してご紹介します!
この記事を参考にしてやってみてね!
目次
テレストレーション
テレストレーションとは、お題に対して絵を描き、それを次の人に渡して絵が何か予想する。その予想した物に対して次の人がまた絵を描く。ということを繰り返す、”絵を使った伝言ゲーム”です。
ルール
- 最初のプレイヤーにお題が伝えられる。
- 最初のプレイヤーはお題に基づいて絵を描く。
- 描いた絵を次の人に見せ、絵が何か推測する。
- 更に次のプレイヤーは推測された絵を元に絵を描く
これをプレイヤ―全員で順番に繰り返します。最初のお題と最終的な答えを比較して楽しみます。文字を使わずに絵だけで表現し、最後の人から、順番にお題が何か答えていくのがおもしろいグループワークです。
ペーパータワー
ペーパータワーは神を使ってできるだけ高いタワーを作るというシンプルなゲームで、紙だけを使うやり方と、セロテープやハサミなどの決まった道具だけ使うことができるやり方があります。
ゲームの流れ
- グループにA4用紙20~30枚を配る。
- どのように作れば高いタワーが作れるか作戦会議をする。
- 15分~20分で作業する。
- 制限時間終了時点で、1番高いタワーを作ったグループの勝ち。
誰のどんなところが良かったかフィードバックすることで、より一層チームビルディングとして深まる。
コンセンサスゲーム(無人島編)
コンセンサスゲームは、ある課題について、グループ全員の合意のもと、話し合いで意思決定をするゲームです。
シチュエーション:あなたの乗っていた船が嵐によって沈没してしまいました。あなたは海に落ちて気を失ってしまった。目を覚ましたとき、あなたは船にあった救急バッグと一緒に無人島に流れ着いていました。島には小さな森、果物、川があります。この島で生きていくために、17個のアイテムの中から8個を話し合いによって決めます。
17のアイテム
- なべ
- マッチ
- ナイフとフォーク
- ロープ
- オノ
- ウイスキー
- 海図(海の地図)
- 裁縫セット
- テント
- 毛布
- 時計
- ラジオ
- 薬
- カメラ
- タオル
- 鉛筆と紙
- 双眼鏡
個人で考えた後、グループで話し合い、全員が納得した上で8個のアイテムを決める。
コンセンサスゲーム(雪山編)
シチュエーション:あなたの乗っていた飛行機が故障により雪山に不時着し、そこから東に30km離れた集落まで無事に辿り着くことを目指します。気温ー40℃の中、10個のアイテムから、無事に集落に辿り着くために重要王なものから、話し合いで順位を決めます。
10のアイテム
- ライフル1丁
- 大箱のマッチ1箱
- 5日分の新聞紙
- 方位磁石1個
- スキーセット一式
- 20cmのナイフ1本
- 板チョコ10個
- 大型の懐中電灯1個
- ウイスキーの入った瓶1つ
- 固形の油の入った缶1個
コンセンサスゲーム(NASAゲーム)
シチュエーション:プレイヤーたちは宇宙飛行士として月面で遭難してしまう。母船(基地)に戻るために、15のアイテムに順位をきめなくてはいけません。
15のアイテム
- マッチ
- 宇宙食
- ナイロン製ロープ(15m)
- 45口径ピストル(2丁)
- 粉ミルク(1箱)
- 酸素ボンベ(2本)
- 月面用の星座表
- 自動で膨らむ救命ボート
- 方位磁石
- パラシュート
- ソーラー発電式携帯用ヒーター
- 水20L
- 照明弾
- 注射器入り救急箱
- ソーラー式FM送受信機
コンセンサスゲームの宇宙編は、NASAゲームとも呼ばれ、NASAの宇宙飛行士の訓練に使われていたそうです。NASAが公式に解答として発表している物があるので、正解と比較してポイント制にしてもおもしろいです。
ワードウルフ
ワードウルフは、各プレイヤーにあるワードが配られますが、1人(ワードウルフ)だけ違うワードが与えられます。プレイヤ―達はそのワードについて話しながら、違うワードを配られたプレイヤーを見つけるゲームです。
ゲームの流れ
- 全員に単語が配布されるが、1人(または少数派)だけ異なる単語が与えられます。
- その単語について会話をし、話し合いの後、誰がワードウルフか投票を行う。
- ウルフを当てたら村人(多数派)の勝ち、村人だった場合ウルフの勝ち。
ワードウルフを見つけたら村人(多数派)の勝ちとなりますが、村人のワードを当てたらワードウルフの逆転勝利というルールにすると、かなり高度な心理戦となります。
他己紹介
自分んことを人に紹介する自己紹介とは違い、人のことをみんなに紹介するのが他己紹介です。
やり方
- 2~3人組を作る。
- お互いにインタビューをする。
- インタビューした内容から、紹介文を考える。
- 全体にその人を紹介する。
ネガティブなことは質問したり、紹介したりしない。相手の魅力を上手く伝えたり、ストーリー性を持たせると、より良い他己紹介になる。
妄想自己紹介
妄想自己紹介は、「もし~だったら、何がしたい」など、自分の願望や妄想を伝え合いながら自己紹介をするアクティビティです。
期待できる効果:いろいろなお題に対して、自分なら~と伝え合うことで、仲間の意外な一面が目たり、その人の事を深くすることができるので、グループのコミュニケーションの活性化や良好な人間関係の構築が期待できる。
お題例
- もし1億円あったら
- もし明日から10連休だったら
- もし魔法が使えたら
- もしどこでもドアがあったら
- もし有名人に会えたら
- もしアニメのキャラになれるなら
- もし悪魔の実の能力を選べるなら
- もし生まれ変われるなら
バースディライン
バースデイラインは、10人以上でチームを組み、誕生日の早い順に1列に並ぶゲームです。単純に誕生日を聞いて並ぶだけでも盛り上がりますが、言葉によるコミュニケーションと筆談を禁止にすると、難易度が上がっておもしろいです。
言葉によるコミュニケーション禁止:終始無言で行い、言葉を使ってのコミュニケーションは禁止で(筆談もNG)、ジェスチャーで自分の伝えたいことを伝えなくてはいけません。
ザ・マインド
ザ・マインドは、グループで1~100の数字が書かれたカードを、空気を読みながら数字の小さい順に出していくゲームです。
ゲームの流れ
- ランダムにカードを1枚ずつ配る。
- カードが配られた時点で、会話やジェスチャ―は禁止。
- どのプレイヤーから出してもOK。
- カードを小さい順に全て出せたらクリア。
市販の販売されているカードゲームがあれば問題なくプレイできるが、1~100が書かれたカードがあれば良いので、自作することもできる。
スマホがあれば、番号抽選アプリを使った方法でもプレイすることができる。
シンクロゲーム
お題に対して、できるだけ回答が揃うようにシンクロさせるゲームです。
ゲームの流れ
4人~6人のチームとなり、「秋の味覚と言えば?」や、「球技のスポーツと言えば?」など、誰もが何かしらの答えが出せるお題を用意し、2人がシンクロしたら10点、3人がシンクロしたら20点など、点数を決め、最後に1番点数の高いチームの勝ちとなるゲームです。
即興対義語ゲーム
与えられたお題に対して即興で対義語を考えるゲームです。
ゲームの流れ
グループでお題を即興で出し合い、”笑ってはダメ”というルールでやっても良いし、司会者が出すお題に対して全員で考え、1番良いものを選ぶやり方でも良いし、こちらから対義語を提示して、それに対して答えを考えるやり方でもできる。
まとめ
グループワークに最適なゲームやアクティビティを12種類紹介しましたが、いかがでしたか?
これらのゲームは、コミュニケーションの活性化やチームの連携を深めるだけでなく、参加者同士の距離を縮め、楽しい雰囲気を作るのにぴったりです。
学校の授業や職場でのチームビルディングなど、さまざまなシーンで活用できるので、ぜひ次のグループワークで試してみてください!
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現役で数学を教えている中学校の先生です。中学の数学のプリントやICT関連の情報、ブログでは道徳や学級レクのネタも発信しています。
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