子ども向け防災クイズの画像

学校では年間を通して、地震・火災・不審者など、さまざまな場面を想定した避難訓練が行われます。

しかし、「訓練をしただけ」では、子どもたちの行動はなかなか定着しません。そこで有効なのが、訓練の前後に “安全行動の理由” を学ばせること。

今回紹介する 子ども向け防災クイズ50問 は、小学校低学年でも理解できるやさしい言葉で作ってあり、避難訓練の導入・ふり返りにぴったりの教材 です。

  • 避難訓練の事前指導に10問
  • 総合の防災学習でまとめとして活用
  • レク感覚で楽しく意識づけに使える

子どもたちが「なぜ避難が必要なのか」「どう行動すると安全なのか」を、楽しみながら学べるよう設計しています。楽しみながら防災意識を高めることができますよ!

Kahoot!のリンクも付けましたので、クイズアプリでクイズ大会も開催できますよ!

数学の先生

ぜひ子どもたちに出題してみてください!

目次
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この防災クイズの教育的ねらい

● ① 避難行動の理由を理解させる

避難訓練は “行動を練習する場” ですが、このクイズは “なぜその行動が必要なのか” を理解させるために作られています。

● ② 学年を問わず使える、シンプルでわかりやすい表現

すべて小学校低学年を想定して作ってあるため、1〜6年まで幅広い学年で流用できます。

● ③ 正しい判断を日常化する

災害は突然起こります。ゲームのようにクイズで繰り返すことで、「反射的に安全な行動ができる」 ことを目指します。

● ④ 避難訓練の前後で子どもたちの理解度をチェックできる

訓練の前は “事前知識として”訓練の後は “ふり返りとして”どちらにも使えるため、授業がぐっと深まります。

防災クイズ50問


Q1 たくさん雨がふるとどうなる?

A. 川がきれいになる
B. 空がきいろになる
C. かわに水があふれる
D. 山が小さくなる

C. かわに水があふれる


Q2 地震のとき、体を守るための正しいポーズはどれ?

A. じゃんぷする
B. 手で頭をまもって体を丸める
C. 手をひろげて立つ
D. 走りながらかくれる

B. 手で頭をまもって体を丸める


Q3 雪がたくさんつもった道は、どんなふうに歩く?

A. 後ろ向きで歩く
B. 大股で走る
C. すべりながら進む
D. こまたでちょこちょこ歩く

D. こまたでちょこちょこ歩く


Q4 地震でドアがあかずに部屋にとじこめられたときは?

A. 大声で歌う
B. ドアをたたいて大きな音を出す
C. ベッドの下にかくれる
D. しずかに助けをまつ

B. ドアをたたいて大きな音を出す


Q5 駅にいるときに地震がおきたらどうする?

A. せんろの降りての逃げる
B. 電車に乗ってにげる
C. 駅員さんの話を聞いてひなんする
D. ホームを走り回る

C. 駅員さんの話を聞いてひなんする


Q6 ひなんじょでできるあそびは?

A. サッカー
B. 大なわとび
C. おえかき
D. おにごっこ

C. おえかき


Q7 トイレにいるときに地震がきたらどうする?

A. トイレットペーパーで頭をおおう
B. すぐにドアを開ける
C. 便器のうえに立つ
D. 走って外へ出る

B. すぐにドアを開ける


Q8 大雨のとき、ひなんするときにいいくつは?

A. スニーカー
B. ビーチサンダル
C. くつをはかない
D. 長靴

A. スニーカー


Q9 地震のゆれがおさまったらまず何をする?

A. くつをはく
B. 走って公園に行く
C. もう一回寝る
D. スマホを見る

A. くつをはく


Q10 雷がなったとき、外にいたらどうする?

A. あかるいところに行く
B. 木の下にかくれる
C. 広いところに行く
D. 建物の中ににげる

建物の中ににげる


Q11 川のそばであそんでいるときに地震がきたら?

A. 川にジャンプする
B. 川をのぞきこむ
C. すぐに川からはなれる
D. 水で手を洗う

C. すぐに川からはなれる


Q12 お風呂にいるときに地震がきたら?

A. 走って外へ出る
B. その場にとどまる
C. おふろのふたにのる
D. 鏡を見る

B. その場にとどまる


Q13 たつまきってどんなもの?

A. 気温が上がること
B. 雨がしずむこと
C. 強い風のうずまき
D. 花火の音

C. 強い風のうずまき


Q14 地震のひなんグッズとして大事なのは?

A. なわとび
B. まくら
C. 大きなぬいぐるみ
D. 水

D. 水


Q15 あたまにものが当たってたんこぶができたときはどうする?

A. 走り回る
B. 濡れたタオルで冷やす
C. 強くおさえる
D. そのままにする

B. 濡れたタオルで冷やす


Q16 火事を見つけたらどうする?

A. けむりをすわないように逃げる
B. 火の近くに行く
C. 写真をとる
D. かくれる

A. けむりをすわないように逃げる


Q17 大雨がつづくとどうなる?

A. かわがあふれる
B. 雲がなくなる
C. 海の水が減る
D. 月が光らなくなる

A. かわがあふれる


Q18 台風の前にやっておくといいことは?

A. 植木ばちを家の中にしまう
B. かさをひらいて外に置く
C. ボールを庭に出す
D. 家のドアをあけっぱなしにする

A. 植木ばちを家の中にしまう


Q19 もしおぼれそうになったら?

A. 両手両足を広げて浮く
B. とにかく泳ぐ
C. 水を飲む
D. めをつぶってねる

A. 両手両足を広げて浮く


Q20 おぼれている人を見つけたら?

A. 助けをよぶ
B. 自分が飛びこむ
C. さけんでにげる
D. 写真をとる

A. 助けをよぶ


Q21 雪がたくさんふるとどうなる?

A. あたたかくなる
B. 海がなくなる
C. 川の水がへる
D. 自動車や電車が動かなくなる

D. 自動車や電車が動かなくなる


Q22 お店にいるときに地震がきたら?

A. ガラスケースからはなれる
B. 商品をかかえてしゃがむ
C. 走り回る
D. おかし売り場に行く

A. ガラスケースからはなれる


Q23 バスや電車に乗っているとき地震がきたら?

A. まどを開ける
B. 手すりにつかまる
C. 席のうえに立つ
D. ドアをたたく

B. 手すりにつかまる


Q24 どうして地震はおこるの?

A. 雨が降るから
B. 星が落ちてくるから
C. 地球の表面がうごくから
D. 月が回るから

C. 地球の表面がうごくから


Q25 水が出なくてお風呂に入れないときは?

A. 水たまりにはいる
B. 砂で体をこする
C. ぬれたタオルで体をふく
D. 何日も入らない

C. ぬれたタオルで体をふく

Q26 ひなんするとき、リュックに入れておくとよいものは?

A. おおきなぬいぐるみ
B. かいちゅうでんとう
C. ゲームき
D. 風船

B. かいちゅうでんとう


Q27 外で遊んでいて、急に空がまっ黒になってきたら?

A. 空に向かってジャンプする
B. もっと外で遊ぶ
C. 木の下で休む
D. 家や学校の中に入る

D. 家や学校の中に入る


Q28 地震のとき、机の下にもぐるのはなぜ?

A. 暗いところが好きだから
B. あたまを守るため
C. せまいところが安全だから
D. 机の色をみるため

B. あたまを守るため


Q29 家でテレビを見ていたら「緊急地震速報」が鳴ったよ。どうする?

A. すぐに寝る
B. テレビの音をおおきくする
C. ベランダに出る
D. すぐにあたまをまもる行動をする

D. すぐにあたまをまもる行動をする


Q30 地震で物が落ちてきそうなときは?

A. 落ちてくるものをつかむ
B. あたまをかくす
C. 上を見続ける
D. その場でしゃがむ

B. あたまをかくす


Q31 外で地震がきたらどうする?

A. 建物からはなれる
B. 電柱の下にかくれる
C. 走って道路のまんなかへ行く
D. 座りこんで空を見る

A. 建物からはなれる


Q32 家で地震がきたとき、一番危ない場所は?

A. 机の下
B. ベッドの上
C. ガラスの近く
D. カーテンの後ろ

C. ガラスの近く


Q33 大雨の日、川を見に行くのは?

A. ぜったいに行かない
B. 少しだけ見に行く
C. 友だちと行くならOK
D. 大人と行けば大丈夫

A. ぜったいに行かない


Q34 台風の日、家の外に出てはいけないのはなぜ?

A. 信号が光らないから
B. 靴がぬれるから
C. 雨がさむいから
D. 風で物がとんでくるから

D. 風で物がとんでくるから


Q35 火事のとき、エレベーターに乗ってもいい?

A. のってもいい
B. 火をよければのっていい
C. のってはいけない
D. あわててエレベーターにむかう

C. のってはいけない


Q36 「お・か・し・も」ってなんのこと?(ひなんのルール)

A. おこる・かくれる・しずむ・もどる
B. おさない・かけない・しゃべらない・もどらない
C. おちつく・かぞえる・しまう・もぐる
D. おいしい・かわいい・しずか・もちもの

B. おさない・かけない・しゃべらない・もどらない


Q37 ひなんするとき、家の中で気をつけることは?

A. スリッパやくつをはく
B. はだしで歩く
C. ジャンプする
D. 物をけりながら進む

A. スリッパやくつをはく


Q38 地震のとき料理をしていたらどうする?

A. 火を消す
B. ゆれているときに火の近くに行く
C. 火を大きくする
D. 電気を全部つける

A. 火を消す


Q39 けむりの中を通るときは?

A. 背の高い姿勢で歩く
B. 目をつぶって走る
C. 低い姿勢でハンカチを口に当てる
D. 深呼吸をする

C. 低い姿勢でハンカチを口に当てる


Q40 避難するとき「もっていかなくてもいいもの」は?

A. 水
B. 食べ物
C. かいちゅうでんとう
D. ゲーム機

D. ゲーム機


Q41 大きな音がこわいとき、どうすると落ちつける?

A. 深呼吸をする
B. 大声でさけぶ
C. にげまわる
D. 目をつぶって走る

A. 深呼吸をする


Q42 「ひなん」とは何をすること?

A. 木にのぼる
B. おかしを買いに行く
C. 勉強をがんばる
D. あぶない場所からにげる

D. あぶない場所からにげる


Q43 地震のとき家の外に出る場合、気をつけることは?

A. ゆっくりスマホを見る
B. 物が落ちてこないか見る
C. 歩道ではなく道路を歩く
D. 走って外へ出る

B. 物が落ちてこないか見る


Q44 ひなん所で夜をすごすときに大事なのは?

A. 毛布などで体をあたためる
B. 床の上でジャンプする
C. 大声でおしゃべりする
D. 走り回ってあそぶ

A. 毛布などで体をあたためる


Q45 地震で家具が倒れそうなときは?

A. 家具の後ろに行く
B. 家具をつかんで止める
C. 家具からはなれる
D. 家具にのぼる

C. 家具からはなれる


Q46 消火器は何に使う?

A. あそぶため
B. 水をのむため
C. 砂を入れるため
D. 遊火を消すため

D. 遊火を消すため


Q47 防災ずきんは何を守る?

A. 手
B. 足
C. あたま
D. おなか

C. あたま


Q48 ヘルメットをかぶるとき、気をつけることは?

A. 頭の上に物をのせる
B. あごひもをしめる
C. 半分だけかぶる
D. 友だちに投げる

B. あごひもをしめる


Q49 大雨の日、道が川みたいになっていたら?

A. 入らない
B. じゃぶじゃぶ入る
C. 水を飲んでみる
D. 泳いでみる

A. 入らない


Q50 地震のとき、家族と会えなかったらどうする?

A. 歩き回ってさがす
B. ずっとその場で泣く
C. あらかじめ決めたあつまる場所へ行く
D. 家族をさけんでさがす

C. あらかじめ決めたあつまる場所へ行く

指導につなげるコツ

● ① 正解だけでなく「なぜダメなのか」を考えさせる

例:
「どうして木の下に入ると雷で危ないの?」
「なぜガラスの近くから離れる必要があるの?」
誤答の選択肢も“危険の理解”につながります。

● ② 選択肢をもとに具体的な場面をイメージさせる

「もし休み時間だったら?」
「学校で火事になったら?」
自分事として考えることで行動が定着します。

● ③ 訓練後にクイズをやることで“ふり返り”になる

訓練で学んだことが、クイズで整理され、定着が深まります。

● ④ 1年を通してくり返し触れる

防災は“繰り返しの学習”が大切です。
季節ごとに使えば、災害ごとの特徴にも触れられます。

まとめ|避難訓練を「行動の意味まで理解できる学習」に


防災教育で大切なのは、
「行動する理由」 を子どもが理解しているかどうかです。

今回の防災クイズは

  • 低学年でもわかる
  • 楽しく学べる
  • 避難訓練に直結する内容になっているため、意識づけに最適

避難訓練を “やっただけ” にせず、子どもたちが自分の命を守れる力を育てるためのツールとして、ぜひ活用してください。

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