リスキリングという言葉が流行っている今日、大人になった今、いろいろなことを勉強しなおしたいと思っている人は多いのではないでしょうか?勉強したいけど年齢とともに脳も衰えているから若い時よりも物覚えも悪いだろうし、時間も限られているから…

とあきらめているあなたに朗報です。脳の機能は何歳からでも伸ばせますし、あなたの脳は学生時代よりも確実に良い状態になっています。脳の年齢は30歳で成人を迎え、そこから脳の機能は成長し続けられます。

 この記事では、大人になった脳の仕組みを理解し、大人に最適な勉強の仕方を紹介していきたいと思います。

 この記事はこんな人におすすめ!

・大人になってから勉強しなおしたいと考えている人

・物覚えが悪くなっているように感じている人

中学の先生

おじさんだから記憶力が悪い、は間違い!

 大人の勉強法とは

 筋肉も脳も、使わなければ衰える。と言われるように、何歳でも筋トレをすれば筋力がアップするのと同じように、脳も訓練をすれば何歳からでもその性能はアップさせられます。

 物覚えの悪さを感じていても、その原因は加齢によるものではありません。脳科学的にも、脳は一生成長し続けられることが分かっています。

しかし、学生時代から比べると脳の働き方が大きく変わっていることも事実です。学生の時と同じ勉強法をしていては期待するような効果は出ないでしょう。そこで、大人に合った勉強法を取り入れていく必要があります。

 勉強法①自分の脳の特性を理解する

 小さいころは興味あったものが今では興味がなかったり、昔は無関心だったものが今では趣味になったりすることは珍しくありません。40代後半から50代にかけての期間が脳のピークと言われていますが、これまでの年月であなたの脳は個性的に成長しています。

 まずはあなたの脳の特性を把握しましょう。追い込まれなければやらない、ご褒美があったらやる気が出る、好きなことには熱心に取り組める、褒められると伸びる、音楽が流れていると集中できる等、自分の脳がどのような環境にあると最大限の能力を発揮するかを分析してみてください。

 勉強法②長時間よりも短期集中

 大人になってから勉強する方のほとんどは、平日は仕事をし、休日にまとめて勉強するという人が多いでしょう。しかしこれは大人の勉強法としては良くありません。忘却曲線でもあるように、勉強した日から2、3日たてば記憶は薄れていくのが自然です。

 そこで、週末に何時間も勉強するより、毎日10分ほどの勉強を繰り返すことによって長期記憶に入れることを意識しましょう。まとめて勉強する方法からコツコツ勉強するほうに切り替えた方が効率的です。

中学の先生

予習、復習が大事なのは大人も子どもも同じだね!

 勉強法③アウトプットを意識して勉強する

 脳を活性化させる方法の1つとして、覚えたことをアウトプットするという方法があります。脳はインプットする時よりも、アウトプットする時の方が強く記憶される特性があります。勉強してインプットする時点で、アウトプットすることを意識して勉強しましょう。

 最近ではInstagramなどで、自分の知った情報などをアウトプットしながら勉強している人も増えてきているそうです。

中学の先生

僕はインスタグラムの投稿を作りながら勉強しているよ!

 勉強法④脳への刺激に変化を加える

 脳の特性の一つとして飽きっぽいということがあげられます。脳はちょっとでも知っている情報があると、それを集中して記憶に取り入れようとしてくれません。漫画本でも映画でも、二度目よりも一度目の方が集中して見ることができますよね?

 そこで脳への刺激を変える必要があります。「次は〇〇を意識して読んでみよう」など、別の視点から物事を考えるようにしましょう。また、普段とは別の場所で勉強したり、逆の手で鉛筆を持って勉強したりするなどの変化を加えていきましょう。

 勉強法⑤通勤前の5分読書

 こまめに勉強を行うことによって、脳は少しずつその情報を長期記憶へと移していきます。連続して情報を取り入れるために、まずは朝の5分で良いので、読書するなどの勉強を取り入れていきましょう。朝起きた直後の脳はリセットされた状態なので、短時間でも効率よく情報を頭に入れてくれます。また、通勤時間や隙間時間を活用することによって、さらに連続制は高められます。

中学の先生

仕事のできる経営者はみんな朝の時間を有効に使えって言うよね!

 勉強法⑥自分の興味を理解する

 学生時代は国語が嫌いでも、数学が苦手でも勉強しなければいけませんでしたよね。やはり脳は嫌いなもの、興味のないものへの働きは悪くなる特性があります。大人になった今、自分の興味のあることを勉強している人の方が多いと思いますが、やはり好きなものの方が脳の働きは良くなります。自分が興味のあるもの、目的に合ったものを関連付けながら勉強を進めていくことが大切です。

 まとめ

 年齢を重ねて記憶力や集中力が無くなったというのは正しくありません。年齢とともに脳の特性が変化していくので、今までと同じやり方ではダメということをまずは理解しましょう。そして、自分にあった勉強の仕方を見つけることによって、学生時代よりも脳の力を発揮させることができるはずです。

投稿者プロフィール

管理者
管理者
現役で数学を教えている中学校の先生です。中学の数学のプリントやICT関連の情報、ブログでは道徳や学級レクのネタも発信しています。
このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。