【小6算数データの活用】おもしろい授業の導入を紹介!

小6の算数で習うデータの活用という単元は、平均値や中央値、最頻値といった言葉を学び、集めたデータを表やグラフに整理して、その特徴を読み取っていく単元です。

教科書に載っている内容を教えるだけでは、この単元の本来のおもしろさを伝えるのは難しいです。

また、子どもを惹きつける授業の導入もどんなことをやれば良いか迷いますよね。

そこで今夏は、僕が実際に行ってとても盛り上がった授業の導入についてご紹介したいと思います。

記事の最後には紙コプターの型が描かれているPDFをダウンロードできますので、ぜひご活用ください。

数学の先生

この導入で、授業が盛り上がること間違いなし!

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【導入】紙コプターの滞空時間を調べよう

僕がおすすめする導入は、とにかく子どもたちが手を動かして記録をとる活動をするものです。

【小6算数データの活用】おもしろい授業の導入を紹介!

紙コプターを作る

まずは、子ども一人につき2つの紙コプターを作れる用紙を渡します。

紙はA4の普通紙でOKです。

2つのうちの1つを、実線に沿ってハサミで切ります。その後、点線に沿って折り、左右の羽根を反対方向に開けば完成です。複雑な作業ではないため、2〜3分で作ることができます。

【小6算数データの活用】おもしろい授業の導入を紹介!

完成したら、紙コプターを持ち上げて手を離し、実際に飛ばしてみます。羽根を回転させながら、ゆっくりと落ちていく様子を見てみましょう。

ちなみに1つは授業の最後までとっておきましょう。(後述)

班で最も長く飛びそうな紙コプターを選ぶ

【小6算数データの活用】おもしろい授業の導入を紹介!

紙コプターが完成したら、3~4人の班を作ります。

班のメンバーが作った紙コプターをせーので同時に飛ばし、どれが最も長く飛びそうかを比べます。

子どもたちは自分の作った紙コプターが長く飛ぶととても喜びますので、かなり盛り上がると思います。

滞空時間に違いが出ると、子どもたちは羽根の開き方や折り方、紙コプターの形などにも注目し始めます。

試した結果をもとに、班の代表として測定する紙コプターを1つ決めます。

役割を決めて15回測定する

【小6算数データの活用】おもしろい授業の導入を紹介!

代表の紙コプターが決まったら、班の中で次の役割を分担します。

  • 紙コプターを飛ばす人
  • ストップウォッチで時間を測る人
  • 測定結果を記録する人
  • 落ちた紙コプターを拾う人

役割を決めたら、毎回同じ高さから紙コプターを落とし、床に着くまでの滞空時間を測ります。条件が変わると記録を正しく比べられないため、飛ばす高さや場所、手を離す方法はできるだけそろえておきます。

タイムはタブレットで測ることができると思います。また、イスに乗ってもOKにすると、対空時間が伸びて良いと思います。

測定は全部で15回行います。記録は小数で表し、必要に応じて小数第二位を四捨五入するなど、あらかじめ記録の仕方も確認しておきましょう。

15回測定すると、同じ紙コプターを使っていても、少しずつ異なる記録が集まります。

【小6算数データの活用】おもしろい授業の導入を紹介!

おまけの活動

おそらくここまでで35分ほど経過していると思いますので、ここから先は次の授業に持ち越しましょう。(続けても良い)

最初に紙コプターを2つ配り、そのうちの1つを紙コプターとして切って作りました。

もう片方を使って子どもたちに考えさえせる活動をしましょう。

発問としては、
「もう片方を使って、さっきの紙コプターよりも対空時間の長いものを作ってごらん。」

切り方は自由。余白を使って羽の長いものを作っても良いし、折り方も自由です。

少しでも対空時間の長い紙コプターを作ろうと、子どもたちは必死になって考えます。

【第2回目の授業】

第2回目の授業では、紙コプターの15個の記録の並び替え〜平均値・中央値・最頻値を自分で求める活動をします。

15個の記録を並び替える

【小6算数データの活用】おもしろい授業の導入を紹介!

ランダムに書いてある記録を、記録の早い順(遅い順でもOK)に並び替えます。

このとき、記録を4人班で確認しながら行うと良いでしょう。

平均値・中央値・最頻値を求める

それぞれの班の記録で、平均値・中央値・最頻値を求めます。

このとき班ごとに答えが変わるはずなので、先生は子どもたちとは別の記録でそれぞれの値を求めます。

子どもたちは先生の求め方を教えてもらったあと、自分たちの班の値を求めます。

このとき、班のメンバーで、「中央値いくつになった?」などと確認し合うとより良い活動になります。

簡易的な活動もあるよ

もう1つ、導入で使える活動をご紹介します。

【小6算数データの活用】おもしろい授業の導入を紹介!

4〜5人班をを作り、ストップウォッチでピッタリ10秒を目指します。このとき、目を瞑って、体内時計で10秒を目指しましょう。

それぞれ5回ほどの記録を取り、4〜5人班の記録を合わせて、全部で20個ほどの記録から中央値や平均値を求めます。

子どもたちは10秒ピッタリに止めようと盛り上がりますし、自分たちで取った記録だからこそ、前向きにその後の学習にも取り組めます。

求めた平均値や中央値を他の班と比べて、どの班が一番10秒に近い記録だったかを考えても良いでしょう。

この活動は紙コプターが終わったあとの第3回目の授業で扱っても良いと思います。

まとめ:自分たちで集めたデータだから分析したくなる

今回は、小6算数「データの活用」の導入で使える、紙コプターとストップウォッチを活用した授業を紹介しました。

この単元では、平均値・中央値・最頻値の求め方を覚えるだけでなく、集めたデータを整理し、その特徴を読み取ることが大切です。

しかし、最初から教科書に載っている数値を使うだけでは、データを分析する必要性を感じにくいこともあるでしょう。

紙コプターの滞空時間や10秒チャレンジの記録なら、子どもたちが楽しみながら自分たちでデータを集められます。同じ条件で測定しても記録にばらつきが生まれるため、

  • 「このデータをどのように比べればよいのだろう」
  • 「班の記録にはどんな特徴があるのだろう」

という疑問も自然に生まれやすいです。

自分たちで集めたデータだからこそ、並べ替えたり、平均値・中央値・最頻値を求めたりする活動にも前向きに取り組めます。楽しさだけで終わらず、データを根拠に考え、友達と伝え合う学習へつなげられる導入です。

以下には紙コプターの型紙のPDFを用意しています。ぜひダウンロードして、子どもたちが「データを調べるっておもしろい」と感じられる授業を実践してみてください。

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hiro先生(デジタル教材クリエイター)|note

教員15年→2026/3退職 中学数学13年+小6算数専科2年 教育メディア数学プリントDLサイト運営(月18万PV) 在職中に5種類の ストック型副業で月10万 電子書籍「論理的思…

投稿者プロフィール

hiro先生
hiro先生
教育×ICTクリエイター|教育メディア運営
教員15年→2026/3退職 中学数学13年+小6算数専科2年
Apple Teacher・Kahoot!認定クリエイター
書籍「算数から数学への壁」(エール出版社)
授業で使える算数・数学問題、思考力を育てるクイズ、ICT活用法を発信。
これまでに5種類の兼業を経験し、ストック型副業で月10万円の収益を構築。
電子書籍「論理的思考問題50」はAmazonベストセラー第7位を獲得。
現在は教育コンテンツ制作、デジタル教材開発、教員の働き方や副業について発信中。
SNS総フォロワー数は約3万人。