こんにちは!親子の時間、友達との時間、クラスの時間をさらに楽しくする方法を探している皆様に、今回はみんなで盛り上がれるボードゲーム「ito」を紹介したいと思います!

itoは、自分に配られた数字カードを見せずに、お題に沿ってヒントを出し合いながら全員で数字の順番を当てていく協力型のゲームです。

ルールはとてもシンプルですが、「相手の考えを想像する力」や「自分の考えを伝える力」が求められるため、大人も子どもも夢中になって楽しめます。

私は実際に学級活動やレクを考える中で、「勝ち負けだけではなく、自然と会話が生まれる活動はないだろうか」と考えることがあります。そんな場面で活躍するのがitoです。

本記事では、itoのルールや魅力だけでなく、学校で活用するメリットやおすすめのテーマについても紹介します。

数学の先生

ぜひ学校のレクなどに取り入れてみてください!

itoとは

itoとは、「クモノイト」と「アカイイト」という2種類のゲームが遊べる、会話型の楽しい協力ゲームです。自分の数字を言わないように、決められたテーマに沿って表現しあい、危機からの脱出を目指します。

伝わりそうで伝わらないのがもどかしくも楽しい、自分と相手の価値観のズレに大笑いできるパーティーゲームです。

クモノイト~監獄からの脱出~

「クモノイト」はプレイヤー全員が協力するゲームです。

ストーリーは、全員が正義の盗賊団で、罠にはまり捕まってしまい、看守に脱獄がバレないように世間話のフリをして脱出する順番を決めて、全員で脱出を目指す、というものです。プレイ人数は2~10人です。

 ルール

① 1~100まで1枚ずつあるカードをプレイヤーに1枚ずつ配り、全員で共有するライフを3にセットします。

② テーマカードを使って今回の会話のテーマを決め、自分のカードの番号を言わないで、テーマに沿った会話で自分の数字を表現します。

③ 誰でも好きなタイミングでカードを出せますが、数字の小さい順に出さなくてはいけません。数字を飛び越して大きい数のカードを出したらアウト!

ライフを一つ減らします。

④ ライフが0になると脱出失敗!全員がカードを出し切れたら次のステージに進み、ライフが1回復します。(ライフが4以上になることはない)

準備

① 「ナンバーカード」をよくまぜ、裏向きの山札を真ん中に置きます。

② 山札から1人1枚手札を配り、手札は自分だけが見ることができます。

③ 「テーマカード」をよくまぜ、1枚を選び表にします。(2枚くらい表にして、テーマを選んでもOK)

④ 「ライフカード」をライフ3の面が上になるように重ねておきます。(ライフは全員が共有)

⑤ 箱のフタに「クモノシート」をセットし、カードを出す「場」にします。

これで準備は完了です。

アカイイト~沈む船からの脱出~

「アカイイト」は協力と裏切りのゲームです。ストーリーは、プレイヤーは運命の相手を求めて船上パーティに参加していたのだが、船は亀裂から浸水し、沈みそうになっている。救命ボードが2人乗りで1つしかなく、信頼できる協力者(運命の相手)を見つけて、沈みゆく船から脱出しなくてはならない!というものです。

プレイ人数は4~10人となっており、「クモノイト」に慣れていることを前提とした内容になっています。

ルール

① 手札は必ず1枚で、ライフは使いません。

② テーマカードに沿って会話をし、数字を言ってはいけません。

③ 会話の中で、「2人のナンバーを足して、できるだけ100に近くなる相手」(運命の相手)を見つけますが、100をオーバーしてしまったら失敗です。

④ 会話の中で、良い相手を見つけたらペアになるか誘い、相手が合意すればペア成立です。

 ※ 「クモノイト」と違って、スタートプレイヤーから順番に時計回り自分のカードを宣言します。

⑤ プレイ人数が奇数の場合は、1人余りますが、ペアは早い者勝ちで決めます。

⑥ 可能な限りペアを作ったら、結果発表に移ります。

⑦ 100に最も近いペアが2ポイント、2番目に近いペアが1ポイント、三番目以降、100を超えたペア、ペアになれなかった人は0ポイントになります。

準備

① 「ナンバーカード」をよくまぜ、裏向きの山札にして、真ん中に置きます。

② 山札から1人1枚手札を配り、手札は自分だけが見ることができます。

③ 「テーマカード」をよくまぜ、1枚を選び表にします。(2枚くらい表にして、テーマを選んでもOK)

④ スタートプレイヤーを適当に決めます。2ラウンド目以降は直前のラウンドで1番大きな数を持っていた人から。

これで準備は完了です。

itoのメリット

「ito」は大人も子供も楽しめるゲームですが、それ以上にゲームをプレイすることによって、一緒にプレイした人との関係を築くきっかけとなります。

また、子供がこのゲームをプレイすれば、コミュニケーションスキルの向上も期待できます。子供たちが言葉を選び、糸を明確に伝えるスキルを育んだり、協力とチームワークの重要性を認識し、問題解決や推論スキルを向上させてくれます。

学級の時間でやろう!

「ito」は教育現場でもとてもおすすめなボードゲームになっています。特に「クモノイト」はみんなで協力するゲームなので、新しいクラスになった学級開きなどにも最適です。クラスの班の人数分、このボードゲームを購入するのは難しいと思いますが、1~100のカードを作ればプレイできますし、トランプを代用するという手もありです。

 「クモノイト」は子供たちの成長と学習能力の向上を促し、明るいクラスを作るきっかけとなるでしょう!

itoで育つ力とは?

itoはただのカードゲームではありません。遊びながら自然とコミュニケーション能力や思考力を育てることができるため、学校のレクや学級活動との相性も抜群です。

コミュニケーション力

itoでは、自分の持っている数字を直接伝えることができません。

そのため、「なぜその例を選んだのか」「相手にどう伝えれば分かりやすいか」を考えながら話す必要があります。

友達同士で相談したり、相手の発言を聞いたりする中で、自然とコミュニケーション力が育っていきます。

相手の立場で考える力

同じお題でも、人によって感じ方は異なります。

例えば「好きな給食」というお題であれば、ある子にとっての1位と別の子にとっての1位は違うかもしれません。

itoでは、「相手はどう考えるだろう」と想像しながらゲームを進めるため、相手の立場で考える力を養うことができます。

自分の考えを言葉で伝える力

数字をそのまま言えないため、自分の考えを例えや言葉で表現する必要があります。

「何となく」ではなく、「なぜそう考えたのか」を説明する場面が多いため、自分の考えを言語化する練習にもなります。

協力して課題を解決する力

itoは個人戦ではなく、全員で協力して成功を目指すゲームです。

誰か一人が活躍するのではなく、みんなで意見を出し合いながらゴールを目指します。

そのため、協力することの大切さや、仲間と一緒に課題を解決する楽しさを感じられる活動になります。

投稿者プロフィール

hiro先生
hiro先生
教育×ICTクリエイター|教育メディア運営
教員15年→2026/3退職 中学数学13年+小6算数専科2年
Apple Teacher・Kahoot!認定クリエイター
書籍「算数から数学への壁」(エール出版社)
授業で使える算数・数学問題、思考力を育てるクイズ、ICT活用法を発信。
これまでに5種類の兼業を経験し、ストック型副業で月10万円の収益を構築。
電子書籍「論理的思考問題50」はAmazonベストセラー第7位を獲得。
現在は教育コンテンツ制作、デジタル教材開発、教員の働き方や副業について発信中。
SNS総フォロワー数は約3万人。