
鬼ごっこは、世代や地域を超えて誰もが一度は遊んだことのある、シンプルで奥深い遊びです。
走るだけでなく、作戦や協力、瞬時の判断など、子どもの体と心を育てる要素が詰まっています。そのため学校の休み時間や体育の授業、学童や地域の子ども会など、教育・保育の現場でも幅広く活用されています。
この記事では、定番からちょっと変わったアレンジまで全40種類の鬼ごっこを、ルールや遊び方はもちろん、適した人数や学年、安全の工夫もあわせて紹介します。
「今日の学級レクで何をしよう?」と迷ったときや、体育のウォーミングアップを盛り上げたいときに、そのまま使えるアイデア集としてご活用ください。

鬼ごっこってたくさん種類があるんです!
- 1. 鬼ごっこ40種類
- 1.1. A .定番系
- 1.1.1. 氷鬼
- 1.1.2. 高鬼
- 1.1.3. 色鬼
- 1.1.4. 影踏み鬼
- 1.1.5. 手つなぎ鬼
- 1.2. B. 変わり種・ユニーク系
- 1.2.1. バナナ鬼
- 1.2.2. 大仏鬼
- 1.2.3. 電子レンジ鬼
- 1.2.4. 動物鬼
- 1.2.5. ゾンビ鬼
- 1.3. C. チーム戦・作戦型
- 1.3.1. 王様鬼
- 1.3.2. 捕虜救出鬼
- 1.3.3. 陣取り鬼
- 1.3.4. スパイ鬼
- 1.3.5. リレー鬼
- 1.3.6. 防衛ライン鬼
- 1.3.7. チェーン鬼
- 1.3.8. 拠点鬼
- 1.3.9. 二重鬼
- 1.3.10. 旗取り鬼
- 1.4. D. 道具あり
- 1.4.1. ドッジビー鬼
- 1.4.2. ボール鬼
- 1.4.3. 風船鬼
- 1.4.4. 帽子取り鬼
- 1.4.5. タグ鬼
- 1.4.6. リング鬼
- 1.4.7. ボールパス鬼
- 1.4.8. スティック鬼
- 1.4.9. ロープ鬼
- 1.4.10. 旗タッチ鬼
- 1.5. E. 室内向け・小スペースOK
- 1.5.1. 線鬼
- 1.5.2. 椅子取り鬼
- 1.5.3. 指定場所鬼
- 1.5.4. ぐるぐる鬼
- 1.5.5. 反転鬼
- 1.5.6. カニ歩き鬼
- 1.5.7. けんけん鬼
- 1.5.8. トンネル鬼
- 1.5.9. 小物タッチ鬼
- 1.5.10. バランス鬼
- 2. 鬼ごっこを授業やレクで使うときのコツ
- 2.1. ルールは3文で説明
- 2.2. 初めての子にも分かるデモンストレーション
- 2.3. 勝敗や交代ルールをわかりやすくする工夫
- 2.4. 安全面のチェック
- 3. ③ 教員・指導者目線のメリット
- 3.1. 運動能力の向上
- 3.2. 社会性の育成
- 3.3. 判断力の向上
- 3.4. 学級経営への効果
- 4. まとめ

↑↑↑子供の学習や大人の脳トレに最適!!
鬼ごっこ40種類
A .定番系
氷鬼

鬼にタッチされるとその場で固まり、仲間にタッチされると復活。広すぎないエリアだと全員が動きやすい。
人数:5人以上
道具:なし
年齢:年中〜小学生
ポイント:復活役と逃げ役の役割分担が勝敗のカギ。
高鬼

高い場所にいれば鬼に捕まらない。鬼は低い場所にいる相手を追う。
人数:4人以上
道具:遊具や台など
年齢:年中〜小学生
ポイント:安全な高さを事前に決める。
色鬼

鬼が指定した色に触れている間はセーフ。
人数:3人以上
道具:なし(色のある物や場所)
年齢:年少〜小学生
ポイント:色選びの難易度で盛り上がりが変わる。
影踏み鬼

鬼が相手の影を踏んだら交代。
人数:3人以上
道具:太陽光やライトが必要
年齢:年中〜小学生
ポイント:天候や時間帯を考慮。
手つなぎ鬼

捕まえたら手をつないで鬼が増える。
人数:4人以上
道具:なし
年齢:年中〜小学生
ポイント:つながった鬼の動きがチームワークのカギ。
B. 変わり種・ユニーク系
バナナ鬼

捕まったらバナナのポーズで固まる。仲間が皮むきの動作をすると復活。
人数:5人以上
道具:なし
年齢:年中〜小学生
ポイント:ポーズを工夫すると低学年でも盛り上がる。
大仏鬼
捕まったら大仏のポーズで固まる。仲間が拝む動作で復活。
人数:5人以上
道具:なし
年齢:年中〜小学生
ポイント:復活時の動作をユーモラスにすると楽しい雰囲気に。
電子レンジ鬼
捕まったら両手を上げてくるくる回る。仲間がスタートボタンのジェスチャーをすると復活。
人数:5人以上
道具:なし
年齢:年中〜小学生
ポイント:演技を楽しむ鬼ごっこで、笑いが絶えない。
動物鬼
捕まったら鬼が指定した動物の動きで移動する。
人数:5人以上
道具:なし
年齢:年長〜小学生
ポイント:体の使い方を変えることで運動のバリエーションが広がる。
ゾンビ鬼

捕まった人が鬼になって増えていく。鬼はゾンビのように手を伸ばしてゆっくり歩く。
人数:5人以上
道具:なし
年齢:年長〜小学生
ポイント:全員が鬼になるまでのスリルが魅力。
C. チーム戦・作戦型
王様鬼
チームの「王様」を守りながら相手の王様を捕まえる。王様が捕まったら負け。
人数:6人以上
道具:なし
年齢:小学生
ポイント:王様の動きと守り方が勝敗のカギ。
捕虜救出鬼
捕まった仲間が「牢屋」に入り、仲間がタッチして救い出す。
人数:6人以上
道具:牢屋に見立てた場所
年齢:小学生
ポイント:救出タイミングの見極めが重要。
陣取り鬼
相手陣地に入って捕まらずに戻ると得点。
人数:6人以上
道具:コートの境界線
年齢:小学生
ポイント:攻守の役割分担で戦略が広がる。
スパイ鬼
鬼が誰か分からない状態でスタートし、タッチされたら鬼交代。
人数:5人以上
道具:なし
年齢:小学生
ポイント:心理戦を楽しめる。
リレー鬼
バトンを持っている人だけが鬼になれる。
人数:4人以上
道具:バトン
年齢:小学生
ポイント:バトンの受け渡しスピードがカギ。
防衛ライン鬼
自陣にある「宝」を守りながら相手の宝を奪う。
人数:6人以上
道具:宝に見立てた物
年齢:小学生
ポイント:守りと攻めの人数配分が重要。
チェーン鬼
鬼同士がロープでつながれ、協力して相手を捕まえる。
人数:6人以上
道具:ロープや紐
年齢:小学生
ポイント:連携力が求められる。
拠点鬼
決められた拠点を守りながら、相手を捕まえる。
人数:6人以上
道具:拠点を示すコーンやマット
年齢:小学生
ポイント:動き回るよりも守備重視の駆け引きが楽しい。
二重鬼
内側エリアと外側エリアに鬼を配置し、逃げ場を制限する。
人数:8人以上
道具:エリアを示す線
年齢:小学生
ポイント:役割ごとの戦略が面白い。
旗取り鬼
相手陣地の旗を奪って戻れば勝ち。
人数:6人以上
道具:旗や布
年齢:小学生
ポイント:旗の位置やルート選びが勝負を分ける。
D. 道具あり
ドッジビー鬼

フリスビーを投げて当てられたら鬼交代。
人数:4人以上
道具:フリスビー
年齢:小学生
ポイント:投げ方とキャッチの安全指導が必要。
ボール鬼
ボールを当てられたら交代。
人数:4人以上
道具:やわらかいボール
年齢:小学生
ポイント:強く投げすぎないようルールを決める。
風船鬼
風船を持っている人が鬼。風船でタッチされたら交代。
人数:3人以上
道具:風船
年齢:年少〜小学生
ポイント:スピードよりも駆け引きを楽しむ。
帽子取り鬼
帽子を取られたら鬼交代。
人数:4人以上
道具:帽子
年齢:小学生
ポイント:帽子を取るときは頭を押さえないよう注意。
タグ鬼
背中につけた布や名札を取られたら交代。
人数:4人以上
道具:タグや布
年齢:小学生
ポイント:安全な取り方を練習してから行う。
リング鬼
輪っかを持っている鬼がそれでタッチすると交代。
人数:3人以上
道具:リング状の物
年齢:年少〜小学生
ポイント:リングを振り回さないようにする。
ボールパス鬼
鬼同士がボールをパスし合いながら相手を狙う。
人数:5人以上
道具:やわらかいボール
年齢:小学生
ポイント:パスの精度と連携が重要。
スティック鬼
スティックの先で布を触って捕まえる。
人数:4人以上
道具:スティックと布
年齢:小学生
ポイント:相手に直接当てないようにする。
ロープ鬼
鬼がロープの先を持ち、そのロープでタッチされたら交代。
人数:3人以上
道具:ロープ
年齢:小学生
ポイント:勢いよく振らないよう注意する。
旗タッチ鬼
鬼が旗を持ち、旗で触られたら交代。
人数:3人以上
道具:旗
年齢:小学生
ポイント:旗の持ち方を工夫して当たりを弱くする。
E. 室内向け・小スペースOK
線鬼

線の上から離れられない。線上を移動して鬼から逃げる。
人数:3人以上
道具:床の線やテープ
年齢:年中〜小学生
ポイント:線を工夫すると難易度が変わる。
椅子取り鬼
鬼から逃げながら椅子に座ればセーフ。
人数:4人以上
道具:椅子
年齢:小学生
ポイント:椅子の配置でゲーム性が変わる。
指定場所鬼
鬼が指定した場所に触れたらセーフ。
人数:3人以上
道具:指定する物や場所
年齢:年少〜小学生
ポイント:距離や高さで難易度を調整できる。
ぐるぐる鬼
鬼は決められた場所をぐるぐる回ってから追いかける。
人数:3人以上
道具:回るためのコーンや印
年齢:小学生
ポイント:追いかけ始めのタイムラグが面白い。
反転鬼
合図で鬼と逃げ役が入れ替わる。
人数:4人以上
道具:笛や合図用の道具
年齢:小学生
ポイント:瞬発力と判断力が試される。
カニ歩き鬼
全員がカニ歩きで移動。鬼も逃げ役も横歩きだけで動く。
人数:3人以上
道具:なし
年齢:小学生
ポイント:スピード差が出にくく全員楽しめる。
けんけん鬼
片足だけで移動する。鬼も逃げ役もけんけんで進む。
人数:3人以上
道具:なし
年齢:小学生
ポイント:バランス感覚を鍛えられる。
トンネル鬼
捕まったら足を広げてトンネルになり、仲間がくぐると復活。
人数:4人以上
道具:なし
年齢:年中〜小学生
ポイント:協力プレーで盛り上がる。
小物タッチ鬼
鬼が持つ小物(タオルなど)で触られたら交代。
人数:3人以上
道具:タオルなどの小物
年齢:小学生
ポイント:室内でも安全にできる。
バランス鬼
捕まったら片足立ちでバランスを取り続ける。仲間がタッチすると復活。
人数:3人以上
道具:なし
年齢:小学生
ポイント:体幹を鍛えられる遊び。

↑↑↑子供の学習や大人の脳トレに最適!!
鬼ごっこを授業やレクで使うときのコツ
授業や学級レクで鬼ごっこを行うときは、「短時間でルールを理解させ、安全に楽しむ」ことが大切です。以下のポイントを押さえておくと、スムーズに進行できます。
ルールは3文で説明
子どもたちは説明時間が長いと集中力が切れます。
- 「鬼の役と逃げる役に分かれます」
- 「鬼にタッチされたら○○の状態になります」
- 「○○したら復活(または交代)です」
この3文を基本に、短くシンプルに伝えましょう。
初めての子にも分かるデモンストレーション
言葉だけで説明するよりも、先生や数名の児童で実演するほうが理解が早まります。特に動作が特殊な鬼ごっこ(バナナ鬼、大仏鬼など)は、見せることでルールの浸透が一気に進みます。
勝敗や交代ルールをわかりやすくする工夫
- 笛や合図でスタート・終了を明確に
- 色分けビブスやはちまきで鬼を判別しやすくする
- タイマーを使って「1分ごとに鬼交代」など時間制ルールを設定
安全面のチェック
- スペースに危険物や段差がないか確認
- 接触を減らすため、走る方向や範囲を事前に説明
- 運動前に靴ひもや服装をチェック(スリッパやサンダル不可)
③ 教員・指導者目線のメリット
鬼ごっこは単なる遊びに見えて、教育的価値が非常に高い活動です。教員や指導者の立場から見ると、以下のような効果が期待できます。
運動能力の向上
- 敏捷性:急な方向転換や素早い反応で鍛えられる
- 瞬発力:スタートダッシュや鬼から逃げる際に必要
- 持久力:長時間の走りや動きの継続で体力向上
社会性の育成
- チームワーク:仲間を助けるルール(氷鬼や捕虜救出鬼)で協力の姿勢が育つ
- 役割分担:鬼役と逃げ役、守り役と攻め役など状況に応じた役割意識
- 助け合い:捕まった仲間を復活させる場面での思いやり
判断力の向上
- 相手の動きを予測して動く力
- 自分の立ち位置や逃げるルートを瞬時に選択する能力
- チーム戦では全体の状況を把握して戦略を立てる力
学級経営への効果
- 活動を通してクラスの雰囲気が和らぎ、仲間意識が高まる
- 休み時間や学級レクで適度に体を動かすことで、その後の授業への集中力が向上
- 異学年交流や学級合同活動のきっかけにもなる
まとめ
鬼ごっこは、世代や地域を超えて受け継がれてきた、シンプルで奥の深い遊びです。今回ご紹介した50種類は、定番からユニークなアレンジまで幅広く、学年や人数、場所に応じて選べるものばかりです。
授業や学級レクに取り入れれば、子どもたちの運動能力や判断力、協力性を自然に育むことができます。また、クラスの雰囲気を和らげ、仲間との関係を深めるきっかけにもなります。
安全面の配慮とわかりやすいルール説明を心がければ、今日からでもすぐに実践可能です。ぜひ、この記事を参考にして「楽しく・安全に・学びのある」鬼ごっこを授業や活動に取り入れてみてください。
正方形は何個ある?大人も子どももハマる図形クイズ10問New!!
【Kahootリンク付き】全国の方言4択クイズ|地域別の90問を紹介!New!!
画像の中に三角形はいくつある?大人もハマる頭の体操パズルクイズNew!!
投稿者プロフィール

-
現役で数学を教えている中学校の先生です。中学の数学のプリントやICT関連の情報、ブログでは道徳や学級レクのネタも発信しています。
このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。
最新の投稿
ブログ2025.08.13【Kahootリンク付き】世界の首都4択クイズ特集!全問正解できる?小中学生向け
ブログ2025.08.12【鬼ごっこ40種類】ルール&遊び方まとめ|定番から面白いアレンジまで全部紹介
ブログ2025.08.11正方形は何個ある?大人も子どももハマる図形クイズ10問
ブログ2025.08.11【Kahootリンク付き】全国の方言4択クイズ|地域別の90問を紹介!