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0には「ゼロ」と「レイ」の2通りの読み方がありますよね。よく思い出してみると、テレビのニュースなどでも「ゼロ」と読むときと「レイ」と読むときがありませんか?
「ゼロ」と「レイ」を使い分けているのは、そこには明確な違いがあるからなのです。
この記事を読めば、0「ゼロ」と0「レイ」の違いについて理解ができます。意外と知れていない雑学なので、明日から友達に自慢することができますよ!
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「ゼロ」と「レイ」の違い
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ゼロ【zero】は辞書でこのように書かれています。
「整数の0(ゼロ)。正でもない負でもない実数。何も存在しないことや、位取りで空位を示すのに用いる。何もないこと。また、価値のないこと。」
対して、零【レイ】はこのように書かれています。
「ある数からそれと等しい数を引いたときの数。整数に含まれる。位取りで、空位であること。」
また、零【レイ】とはゼロという意味の他に、「わずかに」という意味を持ちます。
0「ゼロ」は英語であること、そして「何も無いこと」を意味し、0「レイ」は日本語であること、そして「わずかにある」という違いがあります。
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一番わかりやすい例として、天気予報があります。天気予報で降水確率を言うとき、「0%(レイパーセント)」とは言っても、「0%(ゼロパーセント)」とは言いませんよね?
降水確率は算出する際、1%の位は四捨五入されるため、0%~5%未満の値であるため、絶対に振らないという意味ではありません。
よって、降水確率は「わずかだが、降る可能性もある」ということから、0%(レイパーセント)と読まれています。
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0「レイ」は中国の漢語を日本語に取り入れたものらしいよ!
0「ゼロ」の役割は3つ
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0「ゼロ」には3つの役割があります。
1つ目は、上でも説明した通り、「何も無いこと」を表すための0「ゼロ」です。
2つ目は位に数がないこと示す0「ゼロ」。例えば、2024年の百の位は何もないことから0「ゼロ」と表記する事。何もないからといって、224年と表記するわけにはいきませんよね。(しかしこれは0「レイ」にも同じことが言える)
3つ目は「何かの基準となる」ための0「ゼロ」です。例えば、海抜〇mや、標高〇mがそうです。海面の高さを基準としているので、海抜0m(ゼロメートル)と言います。
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0m(レイメートル)とは言わないよね。
0「レイ」の例
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0「レイ」は漢字で書くと「零」と書くことができます。漢字の「零」を考えると面白いことが分かります。
まず零細とは「きわめてめ小さいさま」をという意味があるので、零細企業とは一般的に「小規模な企業」のことを指します。
また、降水確率0%「レイパーセント」は上で説明した通りですし、「零」を訓読みすると「こぼれる」と読むことできます。
零れるとは、コップから水がこぼれる、笑みがこぼれる、葉の間から日差しがこぼれる、などのように使いますよね。しかし川の水は「あふれる」と言いますよね?
「こぼれる」と「あふれる」では量に大きな違いがあり、「こぼれる」は少量のものを意味して使うことが多いのです。
まとめ
0「ゼロ」と0「レイ」に英語であることと、日本語であること以外にも明確な意味の違いがあることが理解していただけたでしょうか?
日頃、何となく使っている「0」にはこんなにも奥の深い意味が隠されていたんです!日常生活で使っている0「ゼロ」と0「レイ」について、少し気にしてみると、発見があるかもしれませんよ!
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現役で数学を教えている中学校の先生です。中学の数学のプリントやICT関連の情報、ブログでは道徳や学級レクのネタも発信しています。
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