算数の授業で使える頭が良くなるゲーム

 算数の授業をもっと楽しく、子供が前向きに取り組むための遊びをお探しではありませんか?

 論理的思考力を鍛えるゲームを授業で導入することで、子供たちは楽しみながらも自然に算数の力を伸ばすことができます。単調になりがちな算数の授業の中に取り入れることで、クラスの活気を引き出し、より良い雰囲気で授業を展開することができますよ!

 この記事では低学年、中学年、高学年に分けて、算数の授業で使えるゲームをご紹介したいと思います!

数学の先生

中学生でも盛り上がりますので、ぜひ取り入れてみてくださいね!

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 セブンイレブン

算数の授業で使える頭が良くなるゲーム

 「セブンイレブン」は、ジャンケンの掛け声で手を出し合い、出した手の立てている指の数を合計を、7か11に合わせる、協力型の遊びです。最初は片手で始めて、合計が7になるようにし、その後、両手を使って合計11にすることを目指します。ペアを変えていくことでアイスブレイクにも使えます。

  • 対象学年:小学校低学年~
  • 必要な物:なし
  •  人数 :2人
  •  時間 :5~15分
  • ルール :指定の数にできたらハイタッチをする。
  • ポイント:授業の最初の時間や合間の時間を使って、5分ほどで隣同士でやらせても良い。難易度を上げて、3人で行ってもおもしろい。

 数字数珠繋ぎ

算数の授業で使える頭が良くなるゲーム

 「数字数珠繋ぎ」は①から⑳までの数字を書いた紙をお互いに交換して、スタートの合図で①から順番に線でつないでいきます。先に①から順番に⑳までの線をつないだ方の勝ちになるゲームです。

  • 対象学年:小学校低学年~
  • 必要な物:紙と鉛筆
  •  人数 :2人
  •  時間 :10~15分
  • ルール :お互いに見られないように数字を書く。スタートの合図で線をつなぎ始める。20まで先につないだ人の勝ち。
  • ポイント:3人で遊んでもおもしろい。数字を30まで増やしても良い。正しくつながっているか確認させても盛り上がる。

 七五三

算数の授業で使える頭が良くなるゲーム

 「七五三」は、紙に3本、5本、7本の縦線を書きます。先攻後攻を決めて、順番に横線をひいていきます。横線は一直線であればどんなに長く引いてもOK。すでに横線がひいてあるところには書けません。順番に横線をひいて、最後の縦線に横線をひいた人の負けになるゲームです。

  • 対象学年:小学校中学年~
  • 必要な物:紙と鉛筆
  •  人数 :2人
  •  時間 :15~20分
  • ルール :順番に横線をひき、最後の縦線に横線をひいた人の負け。
  • ポイント:縦線を増やしても良いし、3人で遊んでもおもしろい。

 たこ焼きゲーム

算数の授業で使える頭が良くなるゲーム

 「たこ焼きゲーム」は、4×4の正方形の形に並んだたこ焼きを、交互に食べていきます。食べ方は、タテ、ヨコ、ナナメの線をひきます。線はどれだけ長くてもOKですが、必ず直線でひきます(最大4個)。最後のたこ焼きを食べた方の負けになるゲームです。

  • 対象学年:小学校中学年~
  • 必要な物:紙と鉛筆
  •  人数 :2人
  •  時間 :10分~20分
  • ルール :直線を交互にひいてき、最後のたこ焼きに線をひいた方の負け。
  • ポイント:3人で遊んでもおもしろい。

 ドット&ボックス

算数の授業で使える頭が良くなるゲーム

 「ドット&ボックス」は、2人で行う対戦型のゲームです。先攻後攻を決め、9個の点(ドット)に、順番に1本ずつ選をひいていきます。四角形を完成させる線をひいた人は、そこを自分の陣地として、もう1本連続して線をひくことができます。四角形を完成させれば何度でも連続で線をひけます。

  • 対象学年:小学校中学年~
  • 必要な物:紙と鉛筆
  •  人数 :2人
  •  時間 :10~20分
  • ルール :最終的に陣地の多かった人の勝ち。四角形を完成させたら連続し線をひける。
  • ポイント:9個の点でやったあとは、16個の点で何度を上げてやってみる。

 取ったら負け!

算数の授業で使える頭が良くなるゲーム

 「取ったら負け‼」は19個のお宝と1つのドクロを、順番に1個から3個を交互に取っていって、最後のドクロを取ってしまった方の負けになるゲームです。左上から右に向かって取っていって、右上にきたら左下に続きます。このゲームには必勝法があり、それを考えることで論理的思考力を育てることができます。

  • 対象学年:小学校中学年~
  • 必要な物:紙と鉛筆
  •  人数 :2人
  •  時間 :15~20分
  • ルール :先攻後攻を決めて順番にお宝を取っていき、最後のドクロを取ってしまった方の負け。
  • ポイント:いろんな人とやることでアイスブレイクにも使える。数を増やしても楽しめる。

 セブンノーコール

算数の授業で使える頭が良くなるゲーム

「セブンノーコール」は、3人以上でできるゲームで、誰もが知っている倍数を使った遊びです。班で最初の人を決め、1,2,3,・・・と順番に数字を言っていきます。7のつく数字(17や27)と7の倍数(7,14,21)のときは無言で1回手拍子をします。リズムをはずしてたり、手拍子のところで数字を言ったら負けになります。

  • 対象学年:小学校中学年~
  • 必要な物:
  •  人数 :
  •  時間 :
  • ルール :リズムをはずしたり、手拍子のところで数字を言ってしまったら負け
  • ポイント:少しずつリズムを早くすると難易度が上がる。慣れてきたら「4の倍数」や「1のつく数字」など、お題を変えていく。

 積み上げ4目並べ並

算数の授業で使える頭が良くなるゲーム

 「積み上げ4目並べ」は、ペアで行う○目並べのゲームを、積み上げるという制限を付けることによって、戦略性やおもしろさが増した対戦型のアクティビティです。1段目は好きなところを選ぶことができますが、2段目以降は下の段が埋まっていないと選べません。

  • 対象学年:小学校中学年~
  • 必要な物:紙と鉛筆
  •  人数 :2人
  •  時間 :20~30分
  • ルール :2段目以降は下の段が埋まっていないと選択できない。先に4つ並べた方の勝ち。
  • ポイント:2対2で行うタッグ戦もおもしろい。上から始める「ぶら下がり4目並べ」も目線が変わっておもしろい。

 ヒット&ブロウ

算数の授業で使える頭が良くなるゲーム

 「ヒット&ブロウ」は、お互いが考えた3ケタの数字を、交互に予想し合って、どちらが先に当てるかを競う対戦型のゲームです。3ケタの数字を言って、数字と場所が当たっている数を「ヒット」。数字が当たっているが、場所が当たっていない数を「ブロウ」で答えます。「ヒット」と「ブロウ」を手がかりにして3ヒットを目指します。

  • 対象学年:小学校高学年~
  • 必要な物:紙と鉛筆
  •  人数 :2人
  •  時間 :20~30分
  • ルール :0~9の数字を作る(041などもOK)。お互いに数字を予想し合って、先に3ヒットさせた方の勝ち。
  • ポイント:ヒットとブロウを間違えるとゲームが成り立たなくなるので、間違えないように注意する。

 キッチンの戦い

算数の授業で使える頭が良くなるゲーム

 「キッチンの戦い」は、ケニアの子供たちの間で流行ったシシマという遊びを、キッチンを舞台にした戦いにアレンジしたものです。八角形の中を自分のコマを1マスずつ動かして、3つのコマを先に一直線に並べたプレイヤーの勝ちになるゲームです。

  • 対象学年:小学校高学年~
  • 必要な物:八角形に対角線を描いた紙と6個のコマ
  •  人数 :2人
  •  時間 :20~30分
  • ルール :コマは1マスずつ動かし、自分のコマも相手のコマも飛び越すことはできない。同じ動きが3回以上続いたら引き分け。真ん中のおにぎりを使って直線に並べたプレイヤーの勝ち。
  • ポイント:最初に真ん中を取れば勝てるわけではないことに気付くことで、戦略性が増していく。

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 ハゲワシと7匹のカラス

 「ハゲワシと7匹のカラス」は、カオアというインドの遊びをモデルにした遊びです。ハゲワシとカラスを順番に1マスずつ動かしていき、ハゲワシはカラスを2匹以上捕まえたらかち、カラスはハゲワシ追い詰めたら勝ちになるゲームです。

  • 対象学年:小学校高学年~中学生
  • 必要な物:星形のフィールドを書いた紙と2種類のコマ
  •  人数 :2人
  •  時間 :20~30分
  • ルール :カラスが先攻でハゲワシが後攻で。カラスが最初のコマを置き、次にハゲワシがコマを置く。カラスは7匹全て出し終わるまで出していき、ハゲワシはカラスを2匹まで飛び越えて移動できる。全てのコマが出揃ったらスタート。ハゲワシは飛び越したカラスを捕獲できる(2匹飛び越したら2匹捕獲)。カラスはハゲワシを動けなくさせたら勝ち。
  • ポイント:ルールが複雑なので、デモンストレーションを見せてあげる必要がある。

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 柿のたね争奪戦

算数の授業で使える頭が良くなるゲーム

 「柿のたね争奪戦」は、ガーナの人たちの間で流行っていた種を使った遊びを、日本のお菓子、柿のたねに変えたゲームです。自陣の柿のたねを反時計回りに落としていき、最後に落とした柿のたねが、ちょうど2つになったらその柿のたねを獲得し、より多くの柿のたねを獲得したプレイヤーの勝ちになるゲームです。

  • 対象学年:中学生~
  • 必要な物:4×2マスが描かれた紙と16個のコマ
  •  人数 :2人
  •  時間 :30~40分
  • ルール :選べるのは自陣のだけ。選んだ陣地の柿のたねを1つずつ反時計回りに落とす。最後の柿のたねが、四角形の中でちょうど2つになった場合、その柿のたねを獲得できる。そのとき、1つ手前の四角形の中も2つになっていたら連続で取れる。(以降も同じ)
  • ポイント:ルールが複雑なので、デモンストレーションを見せてあげる必要がある。

 まとめ

いかがだったでしょうか?

算数の授業にゲームを取り入れることで、子供たちは楽しく学びながら論理的思考力を養うことができます。

また、授業の雰囲気を変えたり、子供たちを授業に引き付ける効果も期待できますので、ぜひ、これらのゲームを取りれてみてください!

投稿者プロフィール

管理者
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現役で数学を教えている中学校の先生です。中学の数学のプリントやICT関連の情報、ブログでは道徳や学級レクのネタも発信しています。
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