
授業にもっと活気と参加意欲を…そんな思いを持つ先生や保護者の皆さんに、今最も注目されている無料アプリが「Kahoot!」です。
クイズ形式で学習を進められるこのツールは、まるでゲームのような楽しさで、子共たちのやる気や意欲を自然と引き出してくれます。このアプリの存在を知っている人も大分増えてきましたよね!
でも、「気になるけど難しそう」「どうやってクイズを作ったらいいのか分からない」そんな悩みを感じていませんか?
この記事では、初心者の方でも安心して「Kahoot!」が使えるように、アカウントの作り方からクイズの作成方法までを図解付きで分かりやすく解説します。

今回は初心者向けなので、無料版にしぼって解説します!
Kahoot!(カフート)有料版は何ができる?プラン別に詳しく解説!
- 1. Kahoot!とは?
- 1.1. ゲーム感覚で学べる教育ツール
- 1.2. 教育現場・家庭・ビジネスで活用
- 1.3. ノルウェー発、世界中で使われている
- 2. Kahoot!を使うメリット
- 2.1. 授業が盛り上がる!
- 2.2. 子どもたちが夢中になる仕組み
- 2.2.1. ゲーム性
- 2.2.2. ランキング発表
- 2.2.3. 早押し要素
- 2.3. 理解度チェックにも有効
- 2.4. アクティブラーニングに最適
- 3. アカウント作成とログイン
- 4. クイズの作成手順
- 5. おもしろい問題作成のコツ
- 5.1. 子どもが興味を持つテーマを選ぶ
- 5.2. 制限時間は学年に応じて調整
- 5.3. 誤答の選択肢を工夫する
- 6. クイズを共有・プレイしてみよう
- 7. テンプレートやサンプルも活用しよう
- 8. Q&A よくある質問
- 9. まとめ

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Kahoot!とは?

ゲーム感覚で学べる教育ツール
Kahoot!(カフート)は、クイズ形式の学習を通じて、子どもから大人まで楽しく知識を深められる教育用の無料ツールです。
スマートフォンやタブレット、パソコンを使って参加できるため、授業や家庭学習、さらには企業の研修など、さまざまな場面で活用されています。
操作もシンプルで、出題者(先生や講師)が作成したクイズに対して、参加者が自分のデバイスで選択肢を選んで答えていくスタイル。正解やスピードに応じて得点がつくため、まるでゲームのような感覚で楽しみながら学習できます。
教育現場・家庭・ビジネスで活用
Kahoot!は、以下のようなさまざまなシーンで利用されています:
- 学校の授業:単元のまとめや小テストの代わりに。児童・生徒の集中力や意欲が高まると先生からも高評価。
- 家庭学習:親子でクイズを作ったり、兄弟で競い合ったりすることで、遊び感覚で学習できる。
- 企業研修:知識の定着や理解度チェックに。社員同士で競い合うことで、チームビルディングにもつながる。
- イベントやレクリエーション:クイズ大会やアイスブレイクなど、場を盛り上げるツールとしても活用可能。
ノルウェー発、世界中で使われている
Kahoot!は2013年にノルウェーの企業によって開発され、世界中の学校や企業で利用されている信頼のあるツールです。
英語圏を中心に人気を集めていましたが、最近では日本語にも対応しており、日本の教育現場でも導入が広がりつつあります。
登録ユーザーは1億人を超え、累計70億回以上のプレイ実績があるほど、多くの人に親しまれているサービスです。
このようにKahoot!は、「楽しく学べる」ことを最大の特徴とした、非常に汎用性の高い教育ツールです。
Kahoot!を使うメリット

授業が盛り上がる!
Kahoot!の最大の魅力のひとつは、授業や学習の場が一気に“ライブ会場”のように盛り上がることです。
教科書やプリントだけでは見られなかった子どもたちの笑顔や、真剣な表情、チームで相談し合う姿が生まれます。
「手が挙がらない」「反応が薄い」といった授業の悩みも、Kahoot!を使うと一変。
クイズに正解すると拍手が起こったり、得点ランキングで名前が表示されたりすることで、生徒たちのモチベーションが自然と高まります。
子どもたちが夢中になる仕組み
ゲーム性
Kahoot!のインターフェースはカラフルで楽しく、まるでゲームのような雰囲気。選択肢が大きなボタンになっていて、直感的に操作できます。
ランキング発表
数問ごとに表示される「ランキング」では、上位の名前が発表されます。これにより、生徒たちは「次は1位を狙おう!」と自然とやる気に。競争心をうまく活かしながら学習できるのがポイントです。
早押し要素
正解だけでなく「どれだけ早く答えたか」も得点に影響するため、スピード感のある展開になります。テンポよく進むため、飽きずに最後まで集中して参加できます。
理解度チェックにも有効
Kahoot!は“楽しいだけのツール”ではありません。実は、授業中の理解度をリアルタイムで把握するのにも非常に役立ちます。
先生は、各問題ごとに誰が正解したか、どの選択肢に多くの子が答えたかを確認できるため、「どこでつまずいているのか」「どの内容が理解されていないか」をすぐに分析できます。
例えば、
- ある問題で正答率が低ければ、その単元をもう一度丁寧に説明する
- 逆に全員が正解すれば、その部分はさらっと流す
アクティブラーニングに最適
Kahoot!はまさにアクティブラーニングの実践ツールです。
児童・生徒が自ら考え、選択し、正解を導き出すという流れは、「ただ受け身で話を聞く授業」から「主体的に関わる授業」への大きな転換になります。
また、参加者全員が自分の端末を使って回答するため、普段は発言が少ない子でも、安心して参加できます。これにより、クラス全体の一体感や活気が生まれるのです。
Kahoot!は**形成的評価(授業中の理解確認)**に活用することで、効率的かつ効果的な授業づくりが可能になります。
アカウント作成とログイン
それではここから、無料アカウントの作り方を画像付きで紹介していきます。

Kahoot!は基本的な機能が無料で使えます。まずはアカウントを作成して、クイズ作成やプレイを始めましょう。
【ステップ①】公式サイトへアクセス
以下のURLにアクセスしてアカウントを作りましょう。
【ステップ②】「サインアップ(無料登録)」をクリック
トップページの「サインアップ」ボタンをクリックします。
【ステップ③】利用目的を選ぶ
「先生」「学生」「仕事」「個人」などの選択肢が表示されます。
例:授業で使う場合は「先生」を選択。
ステップ④:アカウント作成方法を選択
以下のいずれかで登録できます。
- Googleアカウント
- Microsoftアカウント
- Appleid アカウント
- メールアドレス+パスワードでの登録
基本のダッシュボードの使い方
アカウント作成が完了すると、自動的に**マイページ(ダッシュボード)**が表示されます。ここからすべての操作がスタートします。
主なメニューの紹介:
- Home(ホーム)→ おすすめのKahoot!クイズや、最近使ったコンテンツが表示されます。
- Discover(発見)→ 世界中のユーザーが公開しているKahoot!を検索して利用可能。
教科名や学年で絞り込みができて便利です。 - Library(ライブラリ)→ 自分で作ったクイズや、お気に入りに登録したクイズが一覧で表示されます。
- Create(Kahootの作成)→ オリジナルのクイズを新しく作成したいときに使います。
- Reports(レポート)→ 実施したKahoot!の成績や正答率を確認できます。
クイズの作成手順

Kahoot!では、自分でオリジナルのクイズを簡単に作ることができます。ここでは、クイズ作成の基本的な流れを一つずつ丁寧に解説します。授業やイベントですぐに使える、楽しいKahoot!を作ってみましょう!
①「Kahootを作成」をタップ
Kahoot!のダッシュボード右上にある【Kahootを作成】ボタンをタップします。
② 空白のキャンバスをタップ
クリックすると「Kahootジェネレーター」「テンプレート」「空白のキャンバス」の選択画面が開きます。
ここでは新しくクイズを作成するので、「空白のキャンバス」をタップします。

③ 問題文の入力
次に、クイズの問題文を入力します。
画面真ん中の「タップして問題を追加」と書かれた問題文(例:「成功」の反対の意味は?)を入力しましょう。
- 日本語入力に完全対応しているため、漢字・ひらがな・カタカナの混在もOKです。
- 絵や写真を見せて答えさせる「ビジュアル問題」も可能です(後述)。
③ 選択肢の入力と正解を選ぶ
4つまでの選択肢の入力と、正解を選んでオンにします。※選択肢に画像を入れることもできます。
⑤ 制限時間の設定
1問ごとに、答える制限時間を設定できます。初期設定は30秒ですが、以下の選択肢があります:
- 5秒
- 10秒
- 20秒
- 30秒
- 60秒
- 90秒
- 120秒
⑥メディアを追加
画面右側のペンのマークから、問題のイメージ画像を設定することができます。※無料版はKahoot!画像ライブラリからは1枚までしか使えない。
⑦問題の追加
画面左下の「問題の追加」をタップすることで問題を追加することができ、無料版では4択問題と○×問題を作ることができます。
回答形式の選択(4択・○×・スライダー・並び替えなど)
Kahoot!では以下のような問題形式が選べます:
- Multiple choice(4択):一般的な選択式クイズ
- True or false(○×):正誤問題に最適
- Type answer(短答式):正しい単語や答えをタイピング
- Slider(スライダー):数値を推測して当てる形式
- Puzzle(並び替え):語順や出来事の順番を並べ替える形式(有料プラン)
基本の無料プランでは、「4択」や「○×」がメインになります。
それぞれの選択肢には最大4つの回答候補が入力でき、1つまたは複数の正解を設定可能です。
画像を活用することで、
- 地図問題(社会)
- 生物の写真(理科)
- イラストを見て答える(低学年)
といったビジュアル重視の問題も作れます。
このように、Kahoot!のクイズ作成は、直感的な操作で誰でも簡単に進めることができます。
Kahoot!(カフート)有料版は何ができる?プラン別に詳しく解説!
おもしろい問題作成のコツ

Kahoot!のクイズは、ただ正解・不正解を問うだけでなく、「楽しさ」や「意欲」を引き出す工夫を取り入れることで、より効果的な学習ツールになります。以下に、実際の授業などで役立つコツを紹介します。
子どもが興味を持つテーマを選ぶ
クイズのテーマが面白ければ、それだけで生徒の目は輝きます。たとえば:
- 好きなアニメやキャラクターの名前を例文に使う
- 行事や季節にちなんだ内容にする(例:クリスマスクイズや運動会)
- 地域や学校に関係した内容にする(例:学校の○○先生クイズ)
学習内容そのものに子どもが苦手意識を持っている場合でも、テーマ設定を工夫することで「やってみたい!」と思わせることができます。
制限時間は学年に応じて調整
Kahoot!の魅力のひとつが「テンポの良さ」ですが、制限時間が短すぎると低学年の子どもたちは焦ってしまい、誤答が増えてしまいます。
目安としては:
- 小学校低学年 → 45〜60秒
- 小学校高学年 → 30〜45秒
- 中学生以上 → 20〜30秒
文章を読ませる問題や考えさせたい問題では、時間を長めに設定するのがおすすめです。
誤答の選択肢を工夫する
選択肢の作り方次第で、学びの深さは大きく変わります。
- 「ありがちなミス」をあえて選択肢に入れる
→ なぜそれが間違いなのか、考えるきっかけになります。 - 数字の誤差を少しだけつける
→ 計算や推測問題の正確さを問うことができます。 - 回答に「すべて正しい」「どれも違う」といった紛らわしさを入れるのも、思考力を鍛える工夫です。
「なんで間違えたんだろう?」と考える時間こそが、深い学びにつながります。
クイズを共有・プレイしてみよう

問題を作成したら、いよいよ実際にプレイしてみましょう。
ライブで主催
ライブで主催は、リアルタイムで出題者(先生)がクイズを進行し、参加者(生徒)がその場で回答していく形式です。
- ZoomやGoogle Meetなどのビデオ通話でも利用可能
- 教室のスクリーンに表示し、みんなで同時に参加
- 回答の速さによる得点やランキングで盛り上がる
授業の導入・復習・学活などに最適です。
チャレンジモード(自習)
事前にクイズを配布しておき、参加者が好きなタイミングでプレイできるモードです。
- 宿題や家庭学習に活用しやすい
- 締切日やプレイ回数の設定が可能
- 生徒ごとの結果も自動で記録される
ゲームPINの発行と参加方法
クイズを開始すると、自動的に「ゲームPIN(6桁の数字)」が発行されます。
参加手順:
- 生徒は https://kahoot.it にアクセス(またはKahoot!アプリを開く)
- 画面に表示されたPINコードを入
- 自分のニックネームを入力し、「参加」ボタンを押す
- 先生がスタートを押せば、すぐにクイズが始まります!
このようにKahoot!は、作るだけでなく「どう出題するか」「どう参加させるか」まで設計することで、より効果的で楽しい学びを実現できます。
テンプレートやサンプルも活用しよう

Kahoot!では、ゼロからクイズを作らなくても、便利なテンプレートや他の人が作ったサンプルを活用することができます。
Kahoot!公式のテンプレート紹介
公式サイトには、以下のようなテンプレートが用意されています:
- 自己紹介テンプレート:学級開きやアイスブレイクにぴったり
- テスト対策テンプレート:選択問題・○×問題がすでに設定済み
- グループワーク用テンプレート:チーム対抗形式のテンプレートも
テンプレートを選んで「編集」を押せば、自分用にカスタマイズできるので、初心者でも安心です。
日本語対応のクイズ例(自作・共有)
Kahoot!の検索機能「Discover(発見)」を使えば、他のユーザーが公開しているクイズを検索して利用できます。
キーワードを日本語で入力すれば、日本の先生や教育者が作ったクイズもたくさん見つかります。
たとえば:
- 「都道府県クイズ」
- 「九九チャレンジ」
- 「理科の復習テスト」
など、授業にすぐ使える日本語クイズが豊富です。
気に入ったものはそのまま使っても良いですし、「Duplicate(複製)」機能を使えば、内容を編集して自分専用にカスタマイズできます。
Q&A よくある質問

Q1. Kahoot!は日本語に対応している?
はい、Kahoot!は日本語に完全対応しています。
メニュー表示、問題入力、回答表示など、すべて日本語で操作できます。英語が苦手な方でも安心して使えます。
Q2. スマホだけで遊べる?
はい、スマートフォンやタブレットだけでもKahoot!はプレイ可能です。
アプリ(iOS/Android)をインストールするか、ブラウザで「https://kahoot.it」にアクセスすれば、参加できます。
先生側(出題者)はパソコンがあると管理しやすいですが、モバイルでも基本操作は可能です。
Q3. 生徒がアカウント登録しなくても使える?
はい、生徒はアカウント不要で参加できます。
先生が発行した「ゲームPIN」を入力し、ニックネームを決めるだけで簡単に参加できます。
個人情報を入力する必要がないので、低学年の児童でも安全に利用できます。
まとめ
Kahoot!は、授業・研修・家庭学習など、さまざまな場面で活用できる強力な学習ツールです。
- クイズ形式の授業で生徒が夢中になる
- 正答率や反応をもとに理解度を確認できる
- テンプレートやサンプルを活用して手間なく導入できる
初心者でも直感的に操作できるので、ICTに不慣れな先生や保護者でも安心して使えます。
ぜひ、あなたの授業や活動にKahoot!を取り入れてみてください。子どもたちの目の輝きが変わるはずです!

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投稿者プロフィール

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現役で数学を教えている中学校の先生です。中学の数学のプリントやICT関連の情報、ブログでは道徳や学級レクのネタも発信しています。
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