4月は学級開きとともに掲示物を作る時期です。最終的には子どもたちの手で作り上げるの方が良いと思いますが、先生が完成形をイメージして子どもたちに適切に役割をふってあげることがとても大切です。
この記事では15年間教員をやっていた私実践してきた、掲示物のデザイン例や作り方などを紹介していきたいと思います!また、最近ではCanvaというアプリでおしゃれなデザインや、自己紹介カードがたくさんありますので、そちらもあわせて紹介していきたいと思います。
僕が実際にやっている手法を紹介するよ!
時間割表
特に中学校では絶対に必要な時間割表ですが、1年間使うものですので、必ず見やすさを重視して作りましょう。私がよくやる方法としては、事前にExcelで作った小さい時間割の紙を「これを模造紙に拡大版を作って」と子どもに役割を振ればしっかりとした子を中心に作ってくれるでしょう。
掲示物を作る時間が少なければ、事前に枠線を書いた模造紙を渡してあげれば、時間の短縮になりますし、逆に時間が多くあるのであれば、数学や理科から連想される分度器やフラスコの絵を描くなど、かわいいデザインにするのもありです。
枠線を大きい定規で描かせると結構時間かかるよね!
係、委員会表
係、委員会の表も大きく模造紙で作ることをおすすめします。時間割表とともに1年間使うものは、大きく作ってクラスの後方上側に掲示すると良いでしょう。子どもに役割をふるのであれば、枠線を作る所までを担当の子どもに作ってもらい、係名や自分の名前を自分で書かせるようにすれば、子ども全員に仕事が行きわたるでしょう。
個人的には先生がいる教卓の位置から見えると、とても使いやすい!
当番表
当番表は下の画像のような物が一般的ですね。掃除当番でも日直当番でもいろいろな場面で使うことができます。数字が書いてある所と掃除場所が書いてある場所を反対にするなど、見やすい色、デザインで作ることをおすすめします。
名簿、班名簿
私は必ず、クラスの後ろに出席番号付きの名簿を大きく貼るようにしています(図1)。クラスで出席番号だけ書かれた落とし物であったり、提出物の確認をしたりするときに、パッとすぐに見て確認できる名簿がクラスにあることは実はとても便利です。
班の名簿(図2)は月ごとに変わったり、席替えで変わったりすると思うので、A4くらいの大きさの紙で作り、クラスの横のスペースに子どもの目の高さくらいに貼ることをおすすめします。
月間予定表、給食献立表
4で紹介した班名簿も同じですが、月ごとに張り替えるようなものはクラスの横に貼ることをおすすめします。また、紙をそのまま画鋲で貼るのではなく、堅い色紙に上からのりや画鋲で貼ることで、カラフルになりますし、はがれにくくなります。
掲示物を作るときの一工夫
掲示物は風が強い日などに、やぶれたり、はがれたりしますよね。教室は窓を開ける機会が多いので仕方のないことですが、ここで一工夫するとはがれずに1年間長持ちします。
掲示物を画鋲で貼る前に画鋲を刺す部分の裏側をガムテープで補強します。補強した部分は風が吹いてもやぶれたりしませんので、ぜひこの手法を使ってみてください。
ガムテープを貼らないと、画鋲を刺した所から少しずつ切れていくんだよね
おすすめの掲示物の作り方
中学校では特に4月の始業式から授業が始まるまでの2~3日の間に身体測定や掲示物を作る学級開きの時間があります。学校によっては時間が余ってしまい、やることが無くなったり、逆に時間がなくて掲示物を作りきれなかったりすることがあります。
時間が膨大にあって持て余すようであれば、子どもにデザインから考えさせるのも良い方法だと思います。逆に時間がない場合は完成形のイメージ(図1)を子どもたちに見せ、型を印刷した紙(図2)を用意して、子どもたちにはその紙(図3)を切り取らせて、名前を書き、模造紙に貼り付けさせることで、短時間でかわいいデザインの掲示物を作ることができます。
全員にまんべんなく役割を与えることができるからおすすめ!
Canvaで作る自己紹介カード
無料アプリのCanvaは簡単におしゃれなデザインのプレゼンテーションなどを作るアプリです。このアプリで「自己紹介カード」等と検索すると、無料のおしゃれな自己紹介カードがたくさん出てきますので、それを自分の好きなようにアレンジして、子どもたちに書いてもらう自己紹介カードを作ることができます。
また、紙にするのではなく、タブレット上で編集してカラー印刷することでカラフルな掲示物を作ることができます。
自己紹介カード作りはCanva一択!
いかがだったでしょうか。4月の始まりに学級開きやアイスブレイクも兼ねた掲示物作りは初めてのクラス活動になります。この活動の中で新しく友達ができることもあるでしょう。有意義な時間になるように子どもたちに役割をふってあげると良いですね。また、子どもたちが自分たちで頑張って作ったものは大事に使ってくれますので、1年間使い続けられる素敵な掲示物が作れると良いですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?掲示物は基本的には半年~1年という長い時間貼っている物なので、できるだけ丈夫で良い物を作ることをおすすめします。
良い掲示物を作ることが良い学級経営に繋がりますので、ぜひ参考に作ってみてください!
投稿者プロフィール
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現役で数学を教えている中学校の先生です。中学の数学のプリントやICT関連の情報、ブログでは道徳や学級レクのネタも発信しています。
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