GIGAスクール構想により、生徒一人に一台配られたタブレットですが、国から各自治体に出された予算はタブレット1台分だけ。本体以外の予算はないので、周辺機器(ガジェット)については何も配られていない学校がほとんどです。

タブレットで文字を入力することはできても、字を手書きしたい時があります。学校によってはタブレットでノートをとる授業もあります。

タブレットに手書きの文字を書くときに、指で綺麗に描くのはかなり至難の技です。ちょっとしたメモ程度ならば良いですが、ノートを書くとなればタッチペン(スタイラスペン)が必ず必要になるでしょう。中学生、高校生、大学生と年齢が上がるにつれ、スタイラスペンを使う機会も多くなるでしょう。

この記事ではスタイラスペンの利便性や、おすすめのスタイラスペンを紹介していきたいと思います。

数学の先生

今やスタイラスペンは鉛筆と同じ!筆箱の中に1本あるととても便利!

スタイラスペンとは

スタイラスペンとは、タブレット端末などの液晶デバイスの画面に文字を書いたり、ディスプレイを操作をしたり、文字を書くためのペンです。

タッチペンとスタイラスペンは基本的には同じ意味で用いられますが、タッチペンは、タッチ操作ができるシンプルな機能のものをタッチペンと呼び、その中で筆圧検知、傾き検知などの機能を備え、文字を書くことに特化したものをスタイラスペンと呼びます。

数学の先生

学校のタブレットで勉強するなら、スタイラスペンは必須!

スタイラスペンを勧める理由

タブレットが一人一台配られ、ほとんどの授業で使われているので、タブレットに字を書く機会も増えています。

そのような状況でもスムーズに授業を受けることができ、今後は自宅学習でもタブレットを使う機会が増えてくると思うので、鉛筆やシャーペンと同じように、筆箱に一本スタイラスペンを入れておくことをおすすめします。

ここで注意してほしいことは、お勧めしたいのは、タッチ操作ができるだけのタッチペンではなく、パームリジェクション機能がついたスタイラスペンだということです。

パームリジェクション機能とは、ペンで画面を操作しているときは手で触った操作を無効にしてくれる機能のことです。

ペンで書くとき、書いている手が画面に触れていますよね?パームリジェクション機能がついていないタッチペンではどちらも端末が反応してしまうので、どうしても誤作動が多くなります。よって、パームリジェクション機能がついているスタイラスペンを強くおすすめします。

それ以外にも筆圧検知や傾き検知などの機能が付いたスタイラスペンがありますが、機能が増えれば値段も上がります。パームリジェクション以外の機能は「ノートを書く」ことをメインで考えれば、さほど必要な機能ではありません。

(iPadやChromebookなどの端末によって対応しているスタイラスペンがあるので購入の際には必ず確認をしましょう。)

数学の先生

iPadやChromebookなどの端末によって対応するスタイラスペンがあるので、購入の際には必ず確認しよう!

おすすめのスタイラスペン7選

Apple Pencil第一世代

初代ApplePencilで、Lightning接続に注意。

現在、学校で配布されたiPadは第7、第8世代。このiPadに対応しているのがApple Pencil第一世代です。

性能としては文句のつけようがなく、学校のiPadに直接挿して充電できるため、学校で使うことを考えるなら間違いなくこれが1番になるでしょう。

2025年に発売された無印iPad第11世代にも対応しているので、初めてiPadを買う人は【無印iPad第11世代+ApplePencil第1世代】の組み合わせはおすすめです。

しかし、ApplePencil第一世代対応する機種が少なくなってきていることと、価格も16,800円と高いので、あまりおすすめはできません。

Apple Pencil第二世代 

磁気で本体に装着&充電。操作性と収納性を兼ね備えた名品。

学校の先生に1番のおすすめは、間違いなく純正Apple Pencil第二世代です。書くことに必要な機能は全て搭載されていて、イラストを描くのなら筆圧検知機能がついたこのペンが必ず必要になります。しかし値段も21,800円と高額です。

第二世代は、iPadPro(第3世代以降)やiPadAir(第4世代以降)などに対応しており、側面に磁気で装着&ワイヤレス充電が可能です。

注意が必要なのは、現在学校で配布されているiPadは第7、8世代なので、Apple Pencil第二世代は対応していないということ。次に学校がiPadを新しく購入したとしても、せいぜい第10世代だと思うので、学校で配布されたiPadがApple Pencil第二世代に対応するのは、まだまだ先の話だと考えられます。

Apple Pencil Pro

ジェスチャー操作・回転検知など、教師向け最高クラスのパフォーマンス。

最新のiPadPro(M4)やiPadAir(M3)に対応したApplePencil Proは、筆圧・傾き・回転検知に加え、ジェスチャー操作や触覚フィードバックといった高機能も搭載されています。

かなり高度な教材クリエイターの先生であればおすすめですが、価格も21,800円と高額で、少しオーバースペックな気もします。

Apple Pencil USB-Cモデル

コスパ◎。幅広いiPadに対応したApple純正スタイラスペン。

USB-CモデルはApple純正ながら価格は抑えめ。筆圧検知機能は非搭載ですが、傾き検知やパームリジェクション機能には対応しており、授業中の板書やメモには十二分に使えます。

USB-C端子で充電できるため、iPadと共通のケーブルで手軽に運用できます。

GOOJODOQ GD13+

GD13+スタイラスペンは、ApplePencilのの代替としてもっとも注目されている高コストパフォーマンスのiPad専用タッチペンです。

iPadの側面にマグネットで装着してのワイヤレス充電と、付属のType-Cケーブルによる優先充電の2WAY充電方式が採用されています。

iPad用スタイラスペンには珍しい黒色もあり、見た目もスタイリッシュなタッチペンです。

Mixoo iPad用スタイラスペン

Mixoo iPad用スタイラスペンは、2018年以降のモデルのiPadに対応した高コストパフォーマンスのタッチペンです。

ApplePencilの約10分の1の価格ながら、パームリジェクションや傾き検知の機能を搭載しており、約15分の充電で最大10~11時間の連続使用が可能です。

充電残量が一目でわかるLEDディスプレイがついているのが嬉しいポイント。

JAMJAKE

Mixoo iPad用スタイラスペンと同じく、互換性とコストパフォーマンスに優れたスタイラスペンです。充電はUSB Type-Cで35分の充電で最大10時間の使用が可能です。

パームリジェクションや傾き検知の機能は当然ながら搭載されており、5分間の非使用で自動的に電源がOFFになります。筆圧検知は付いていませんが、教員の日常業務に幅広く対応でき、初めてスタイラスペンを購入する方におすすめです。

Metaepen G1 タッチペン

Metaepen G1 タッチペンはChromebookに対応したスタイラスペンとなっています。最大4096段階の筆圧感知や、パームリジェクション機能を備えています。

Blutooth接続は不要で、対応するChromebookに近づけるだけで自動認識されます。また、交換用のペン先が付属しており、長時間の使用にも適しています。

公式認証を受けたUSIペンとしてはコストパフォーマンスに優れた製品で、Chromebookを活用している学生や教育関係者にとって、信頼性と機能性を兼ね備えた商品です。

Penoval USI 2.0 スタイラスペン

USBType-Cの充電方式で、5分間の充電で9時間、50分間のフル充電で最大90時間使用可能という充電性能がかなり良く書き心地も問題ありません。iPadとの互換性は確認が取れなかったので、×とさせていただきました。値段は約7,000円と少し値は張りますが、Chrome book対応のスタイラスペンではかなり信頼のおけるぺスタイラスペンとなっています。

Pixeltabletで問題なく使用でき、筆圧検知、パームリジェクションも問題なく機能していました。

まとめ

書く作業を効率良く、かつ快適にしてくれるのがスタイラスペンの良い所です。

ApplePencilをはじめ、コスパの良い互換モデルも充実しており、用途や予算に応じて選択しが広がっています。

スタイラスペンを上手く活用して、業務でも勉強でも、デジタルと手書きの”良いとこどり”をしてみませんか?

ブログ
カフートの問題作成完全ガイド
【図解あり】カフート問題作成完全ガイド!授業で今すぐ使えるクイズ作ろうNew!!
ブログ
マッチ棒パズルクイズの画像
【マッチ棒パズルクイズまとめ25問】図形を動かして解くおもしろ問題New!!
ブログ
マッチ棒計算問題
【頭の体操】マッチ棒で計算式を正す脳トレ問題集!1本だけ動かせ!
ブログ
鏡文字クイズの画像
【鏡文字クイズ20問】あなたは見える?子供から大人まで楽しい脳トレクイズ
ブログ
図形回転クイズの問題の画像
【図形回転クイズ】算数・知育に最適な問題を紹介!家庭学習や授業に
ブログ
教員からの転職におすすめ!キャリアコンサルタントの資格の活かし方と取得方法
教員からの転職におすすめ!キャリアコンサルタント資格の活かし方と取得方法

投稿者プロフィール

管理者
管理者
現役で数学を教えている中学校の先生です。中学の数学のプリントやICT関連の情報、ブログでは道徳や学級レクのネタも発信しています。
このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。