
「塾には、いつから通わせればいいのでしょうか?」
「勉強しなさいと言うと、毎回ケンカになってしまいます」
「ゲームばかりで、まったく勉強しないんです」
学年や成績、家庭環境は違っても、子どもの勉強に関する悩みは、驚くほど共通しています。
それだけ、自分の子どもの将来を思い、真剣に向き合っている保護者の方が多いということなのだと思います。
この記事では、私が実際に保護者の方からよく受ける勉強に関する質問を8つ取り上げ、教員としての経験をもとに、できるだけ正直にお答えしていきます。
ここでお伝えする答えが、唯一の正解ではありません。
ただ、あなたが悩んでいることは他の多くの保護者の方も悩んでいる。
そして関わり方にはいくつもの選択肢があるということを、少しでも感じてもらえたら嬉しく思います。

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悩み①|塾はいつから通わせるのが正解なのか?

「塾には、いつから通わせたらいいのでしょうか?」
この質問は、保護者の方から本当によく聞かれます。
「何年生になったら」「周りが通い始めたから」といった理由だけで塾を決めてしまうのは、少し危険だと感じています。
塾に通う一番の価値は、成績を上げることそのものよりも、
- 学校以外で勉強する環境が手に入ること
- 学習習慣をつくるきっかけになること
にあります。
すでに家庭で学習習慣が身についている子であれば、必ずしも早くから塾に通う必要はないと私は思います。
反対に、一人では勉強ができない子や、勉強習慣がなかなか身につかないという子にとっては、塾が大きな支えになることもあります。
塾に通わせるタイミングは発達段階ではなく、今、その子にとって塾で学ぶ意味があるかどうかです。
もし本人が強く嫌がっている場合は、あまり意味がないでしょうし、無理に通わせることで逆効果になることもあります。
まずは冬季講習や夏期講習などの少ない回数から試す、別の学び方を検討するなど、柔軟に考えることが大切だと思います。
悩み②|どうすれば子どもの成績は上がるのか?

多くの方が、テストの点数に目を向けがちですが、成績はテストの点数だけで決まっているわけではありません。
特に中学校では、授業への取り組み方や提出物が評価に大きく影響します。
成績に反映されるのは大きく分けると以下のものです。
- テストの点数
- 実技の点数(実技教科のみ)
- 提出物の点数(未提出は0点)
- 授業中の取り組み
どれだけ苦手な教科であっても、提出物をきちんと出すだけで評価が変わることは珍しくありません。
反対に、提出しないだけで0点扱いになるケースもあり、努力してきた内容が評価に反映されないのは非常にもったいないことです。
また、「手を挙げて発言しないと評価が下がるのでは」と心配される方もいますが、必ずしもそうではありません。
先生の話を聞き、真面目に授業に取り組んでいる姿勢があれば、十分に評価されます。日々の積み重ねが、成績という形で少しずつ表れていきます。
大雑把な男子よりも、まめな女の子の方が成績が良い、なんていうことが心当たりありますよね。
成績を上げるためには、テスト対策だけでなく、普段の学校生活をどう過ごすかという視点も非常に重要です。
悩み③|「勉強しなさい」で親子ゲンカになる

「勉強しなさい」と声をかけるたびに、親子で言い合いになってしまうことありませんか?
これは多くの家庭で起きている“あるある”だと感じています。
親としては、子どもの将来を思えばこそ、つい口出ししたくなるものです。しかし、勉強は本来、誰かに強制されて身につくものではありません。
特に中学生くらいの思春期になるにつれて、やれと言われるほど、やりたくなくなるという気持ちが強くなる子も多く見られます。
私自身も、「勉強しなさい」と言われると、かえってやる気をなくすタイプの子どもでした。
だからこそ、親の声かけがすべての子に合うわけではない、ということを強く感じています。
もし勉強の話題になるたびに親子関係がギクシャクしてしまうようであれば、無理に家庭で教えようとせず、塾や学校など、外部に任せるという選択肢もあります。
家庭で親は「勉強させる人」ではなく、「安心できる場所」をつくる役割に回る。それだけで、子どもの気持ちが大きく変わることもあります。
悩み④|参考書や問題集は何を選べばいいのか?

本屋に行くとたくさんの問題集が並んでいて、どれが一番良いのか分からないですよね。
ただ、私の経験上、市販されている問題集の“質”そのものに、大きな差はあまりないと思っています。
特に基礎〜標準レベルの内容であれば、どの出版社のものでも、必要な学習内容はきちんと押さえられています。
だからこそ大切なのは、どれを買うかよりも、選んだ一冊を、どこまで理解できるかです。
問題集は、たくさん買えば良いわけではありません。
たくさん買うと、問題数をこなすことが目的となってしまい、肝心の”理解”の部分が抜け落ちてしまうことがあるからです。
一冊を繰り返し使い、問題の解き方が説明できるというレベルまで仕上げること。その完成度こそが、学力につながっていきます。
そのうえで、私が教材選びで重視しているのは“見やすさ”です。文字がぎっしり詰まっていて、ページを開いた瞬間に「なんだかやる気が出ない」と感じてしまう教材は、続きにくい傾向があります。
余白があり、色づかいが落ち着いていて、「これなら少しやってみようかな」と思えるものの方が、結果的に取り組む量も増えていきます。
悩み⑤|何から勉強させればいいか分からない

「やらなきゃいけないのは分かっているけれど、何から手をつければいいのか分からない」この悩みは、特に成績が思うように伸びていないお子さんの保護者から、よく聞かれます。
多くの場合、成績が思うように伸びない子の原因は、基礎が十分に定着していないことにあります。
基礎があいまいなままでは、どんなに勉強時間を増やしても、なかなか成果にはつながりません。だからこそ、最初に目指すべきは基礎・基本の定着です。
特に算数などの教科書に練習問題が載っている教科の場合は、まずは学校の教科書を使い、載っている問題をすべて解けるようになることを目標にしてみてください。
教科書には、その単元で身につけるべき基礎・基本の内容が、最も分かりやすく整理されています。
実際、中学校の定期テストの多くは、教科書レベルの問題が中心です。基礎問題を確実に解けるようになれば、60点〜80点程度までは十分に狙うことができます。
何をすればいいか分からないと感じたときほど、遠回りに見えても、基本に立ち返ることが大切です。
焦って難しい問題集に手を出すより、まずは土台を整えることを意識してみてください。
悩み⑥|ゲームばかりで、まったく勉強しない

子どもが家でゲームばっかりやっていたら心配になるのは当然ですし、「このままで大丈夫なのだろうか」と不安になる気持ちもよく分かります。
ただ、ゲームをしているからといって、必ずしも「怠けている」と決めつけるのは危険です。それこそ、「勉強しなさい」の一言でケンカになる可能性もあるでしょう。
勉強が難しく感じられたり、何から手をつければいいか分からなかったりすると、子どもは分かりやすく楽しい方へ流れやすくなります。
ゲームは、その“逃げ場”になっている可能性もあるのです。
だからこそ、頭ごなしに禁止するよりも、どうすれば勉強と両立できるかを一緒に考えることが大切です。
たとえば、「勉強を1時間したらゲーム30分」「宿題が終わったらゲームOK」といったように、ルールを明確にするだけでも、行動が変わる子は少なくありません。
ポイントは、親が一方的に決めるのではなく、本人と相談して決めることです。
また、環境づくりも重要です。
ゲーム機やスマホが視界に入らない場所で勉強するだけで、集中力が高まる子もいます。そして忘れてはいけないのが、親自身の姿勢です。
大人が集中している姿を見せることは、何よりのメッセージになります。
悩み⑦|勉強しているのにテストで点が取れない

「こんなに頑張っているのに」と思うほど、結果が出ないと子どもは気持ちが折れてしまいますよね。
こうした場合、まず確認したいのは勉強の量ではなく、勉強の質です。
実際によくあるのが、応用問題や難しい問題ばかりに取り組み、基礎が十分に定着していないケースです。
特に数学の定期テストでは、全体の約8割が基礎的な問題で構成されていることが多く、この部分を確実に取れるかどうかが点数を大きく左右します。
まずは教科書レベルの問題を、何も見ずにスラスラ解ける状態を目指すことが、結果への近道です。
積み重ねの教科である数学は、勉強を始めてすぐに成果が出ることはありません。少なくとも3か月、場合によっては半年ほど、粘り強く続ける必要があります。
焦らず、やり方を少しずつ修正しながら取り組むことが大切です。
悩み⑧|うちの子はいつやる気を出してくれるのか?

やる気が芽生えるタイミングは、子どもによって異なります。
ある日突然、テストの結果を見て悔しさを感じる子もいれば、友達や先生の何気ない一言がきっかけになる子もいます。
ただ共通して言えるのは、やる気は育っていくものだということです。
やる気が育ちやすいのは、「頑張ったら、少し結果が出た」と実感できたときです。
しかし、学校では順位が出なかったり、平均点が知らされなかったりするため、子ども自身が成長を感じにくい場面も多くあります。
だからこそ家庭では、小さな変化を一緒に喜んであげてほしいと思います。
前回より5点上がった、提出物を最後まで出せた、毎日10分でも机に向かえた。
そうした小さな前進を言葉にして認めてもらえる経験が、「もう少し頑張ってみようかな」という気持ちにつながっていきます。
やる気は、叱られて生まれるものではありません。安心できる環境の中で、成功体験を積み重ねて、少しずつ育っていくものだと私は思っています。
おわりに|焦らなくて大丈夫。親の役割は「支えること」
いかがだったでしょうか?
ここまで、保護者の方から実際によく寄せられる勉強の悩みを8つ紹介してきました。
子どもの勉強に関する悩みに、明確な正解はありません。子どもの性格も、家庭の状況も、一人ひとり違います。
だからこそ、こうすれば必ずうまくいくという答えを探し続けるほど、不安が大きくなってしまうこともあります。
しかし、焦ったり、迷ったりしながらでも、子どもを思って考えている親の姿は、必ずどこかで子どもに伝わっています。
親の役割は、成績を上げさせることではなく、子どもが安心して頑張れる環境をつくることだと、私は感じています。
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