
普通の迷路よりも、もっと深く考えて、もっと頭を使うパズルがあるのをご存知ですか?その1つが 「全踏破迷路」。
白いマスをすべて一度ずつ通り、ぐるっと一周するように巡る、一筆書きタイプの迷路です!
私は教員として日々子どもたちに算数・数学を教えていますが、この全踏破迷路は
- 子どもの 論理的思考力 を育てる教材
- 大人の ちょっとした暇つぶし
- 高齢者の 脳トレ・ボケ防止
としてとても最適で楽しいパズルだと感じています。
普通の迷路とは異なり、「どの順番でマスを通るか」を常に考え続けなければならず、行き止まりにならないように見通しを立てる必要があります。
そのため自然と、空間認識力・先を読む力・粘り強さ が身につき、子どもだけでなく、大人の脳トレとしても楽しめるのが魅力です。
この記事では、実際に解ける 全踏破迷路の問題を10問揃えました。
画像を保存してプリントしたり、タブレットに取り込んで書き込んだりしながら、ぜひ「頭を使う楽しさ」を味わってみてください!
- 1. 全踏破迷路のルールと遊び方
- 1.1. 【ルール①】白いマスをすべて一度ずつ通る
- 1.2. 【ルール②】同じマスを2回通ってはいけない
- 1.3. 【ルール③】灰色のマス(ブロック)は通れない
- 1.4. 【ルール④】最終的にすべてのマスを通って1周する
- 2. 問題
- 2.1. 迷路⑴ 7×7マス
- 2.2. 迷路⑵ 7×7マス
- 2.3. 迷路⑶ 7×7マス
- 2.4. 迷路⑷ 9×9マス
- 2.5. 迷路⑸ 9×9マス
- 2.6. 迷路⑹ 9×9マス
- 2.7. 迷路⑺ 9×9マス
- 2.8. 迷路⑻ 11×11マス
- 2.9. 迷路⑼ 11×11マス
- 2.10. 迷路⑽ 11×11マス
- 2.11. 迷路(11) 11×11マス
- 2.12. 迷路(12) 13×13マス
- 3. 踏破迷路「解き方のコツ」4つ
- 4. 教育関係者の方へ
- 5. 高齢者向けレクリエーションとして使う場合
- 6. まとめ
全踏破迷路のルールと遊び方

全踏破迷路は、一般的な迷路とは少し違う「一筆書きタイプのパズル」です。
初めての方でもすぐに理解できるよう、ルールをわかりやすくまとめます。
【ルール①】白いマスをすべて一度ずつ通る
全踏破迷路の最重要ルールです。白マスは 必ず1回だけ通り、飛ばしてはいけません。
つまり「すべての白マスを踏破する」ことがゴールになります。
【ルール②】同じマスを2回通ってはいけない
一度通ったマスを2回通ることはできません。もちろん、「戻る」ことも禁止です。
常に 先の形を考えながら 進む必要があります。
【ルール③】灰色のマス(ブロック)は通れない
灰色のマスは障害物として扱い、進むことはできません。この配置がパズルの特徴を作り、
- 「ここの通り方は1通りしかない」
- 「ここはこっちから通らないと詰む」
など、自然と“論理的に考える力”を引き出します。
【ルール④】最終的にすべてのマスを通って1周する
全踏破迷路は、一般的な “スタート→ゴール” 型とは違い、全ての白マスを通り切って、ひとまわりするように巡るパズル です。
スタート・ゴールは自由に決めてOK!「どう進むと最後まで埋められるか?」が醍醐味になります。
問題
迷路⑴ 7×7マス
白いマスをすべて一度ずつ通って、線でつなげよう。

答えはこちらをクリック

迷路⑵ 7×7マス
白いマスをすべて一度ずつ通って、線でつなげよう。

答えはこちらをクリック

迷路⑶ 7×7マス
白いマスをすべて一度ずつ通って、線でつなげよう。

答えはこちらをクリック

迷路⑷ 9×9マス
白いマスをすべて一度ずつ通って、線でつなげよう。

答えはこちらをクリック

迷路⑸ 9×9マス
白いマスをすべて一度ずつ通って、線でつなげよう。

答えはこちらをクリック

迷路⑹ 9×9マス
白いマスをすべて一度ずつ通って、線でつなげよう。

答えはこちらをクリック

迷路⑺ 9×9マス
白いマスをすべて一度ずつ通って、線でつなげよう。

答えはこちらをクリック

迷路⑻ 11×11マス
白いマスをすべて一度ずつ通って、線でつなげよう。

答えはこちらをクリック

迷路⑼ 11×11マス
白いマスをすべて一度ずつ通って、線でつなげよう。

答えはこちらをクリック

迷路⑽ 11×11マス
白いマスをすべて一度ずつ通って、線でつなげよう。

答えはこちらをクリック

迷路(11) 11×11マス
白いマスをすべて一度ずつ通って、線でつなげよう。

答えはこちらをクリック

迷路(12) 13×13マス
白いマスをすべて一度ずつ通って、線でつなげよう。

答えはこちらをクリック

踏破迷路「解き方のコツ」4つ
① 行き止まりになりやすい場所を先に通る
細い通路や端のマスは、あとで入ろうとしても入れなくなることがあります。
まずは、こうした“詰みやすい場所”から埋めておくと、全体の見通しが立ちやすくなります。
② 二股になっている道は「どちらを先に通るか」を考える
二方向に伸びている場所は、先に進む順番で結果が大きく変わります。
最終的に全てのマスを通るためには、どちらから通るかを見極める必要があります。
③「最後にどんな形が残るか」をイメージしながら進む
今いる位置だけでなく、最後に残ったマスの形を想像することが重要です。
詰む形が見えてくると、進むべき方向が自然と決まっていきます。
④ 迷ったら“失敗ルート”を見つけて消去する
行ける道が多くて迷った場合は、あえて「ここに入ると出口がなくなる」という失敗ルートを見つけましょう。消去法で選択肢を減らすと、解く道筋がはっきりしてきます。
教育関係者の方へ
全踏破迷路は、教室のさまざまな場面で活用できる万能パズルです。
朝学習や休み時間の5分など、短いスキマ時間に取り組ませるだけでも「見通しをもって考える力」「行き詰まりを回避する力」が自然と育ちます。
計算を使わないため、算数が苦手な子でも成功しやすい点が大きなメリットです。タブレットに取り込んでペンでなぞらせても良く、プリントとして配布してもOK。
1人で集中して取り組むだけでなく、友達と意見を出し合いながら解くと、思考過程を言語化する練習にもなります。
授業の導入、学習ゲーム、放課後の静かな活動など、さまざまなシーンで子どもたちの「考える時間」をつくる教材としてぜひ活用してみてください。
高齢者向けレクリエーションとして使う場合
高齢者の方に全踏破迷路を提供する場合は、「難しすぎず、やりがいのある問題」を選びましょう。
マス数が少ない問題から始めると取り組みやすく、慣れてきたら少しずつ難しいものにレベルアップできます。
紙に鉛筆で線を引くというシンプルな動作は指先の運動になり、迷路を眺めて先を読む行為は脳を活性化させます。また、「ここから行ける?」「いや、こっちじゃない?」と周りの方と自然に会話が生まれるため、レクリエーションとしても非常に相性が良いです。
集中しすぎて疲れないよう、1問を短時間で楽しむ形がおすすめです。無理なく気軽に取り組める脳トレとして、ぜひ日常の活動に取り入れてみてください。
まとめ
全踏破迷路は、子どもから大人、高齢者まで、誰でも楽しみながら取り組める知的パズルです。
白いマスをすべて通り切るというシンプルなルールの中に、論理的思考・空間認識・試行錯誤といった大切な要素が詰まっています。忙しい毎日の中で、少しだけ立ち止まり、じっくり考える時間はとても価値があります。
迷って、戻って、また挑戦する——その過程こそが脳への刺激となり、学びや脳トレとしての効果を生みます。この記事で紹介した全踏破迷路が、教室やご家庭、そして高齢者の集まりの中で「考えるっておもしろい」と感じるきっかけになれば嬉しいです。
このホームページでは他にもいろいろなクイズを紹介しています。ぜひ、色々な場面で活用してみてください!
【全踏破迷路】全てのマスを通って1周する|脳トレに最適な一筆書きパズル問題集New!!
【足し算迷路11問】を紹介|数を足しながらゴールまで進もう!
学級経営を成功させる大切なこと|信頼関係・ルール・授業+実践のヒント
先生が喜ぶプレゼントはこれ!卒業・退職・異動シーズンにおすすめの贈り物まとめ
【教室の座席配置】完全ガイド|9つの型とメリット・デメリットを紹介
投稿者プロフィール

-
現役で数学を教えている中学校の先生です。中学の数学のプリントやICT関連の情報、ブログでは道徳や学級レクのネタも発信しています。
このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。
最新の投稿
ブログ2025年11月14日【みんな知らない】校長先生の仕事まとめ|授業をしないのに忙しい理由をわかりやすく紹介
ブログ2025年11月14日【全踏破迷路】全てのマスを通って1周する|脳トレに最適な一筆書きパズル問題集
ブログ2025年10月12日【足し算迷路11問】を紹介|数を足しながらゴールまで進もう!
ブログ2025年9月14日学級経営を成功させる大切なこと|信頼関係・ルール・授業+実践のヒント










